雨降りセンサーを作ろう!

2010年8月20日 カテゴリ:お天気や

毎年、恒例の夏休み宿題お助け企画!
けさのさわやかモーニングでは、
急な雨を素早くお知らせしてくれる「雨降りセンサー」を
紹介しました。
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お洗濯で空模様に悩む、お母さんを喜ばせてみませんか?
 
放送では時間が限られていたので、
作り方を駆け足で紹介しましたが、
改めて、このブログの中で詳しく、作り方を紹介しましょう。
 
 
■用意するもの
 
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・プラスチック板(CDケースなど)
・アルミホイル
・リード線
・電池(1.5V)×3個
・ブザー
・豆電球
・ティッシュペーパー
・塩
・セロテープ
 
リード線など電気配線関連の材料は、
ホームセンターなどで購入できます。
 
■作り方
 
1.まずは、雨を感知するセンサー部分の作成です。
プラスチック板に、2枚のアルミホイルを
すき間1ミリくらい空けて並べ、
セロテープで貼り付けます。
2枚のアルミホイルが、くっつきそうでくっつかないくらい
ギリギリまで近づけて貼るのがポイントです。
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2.次は、雨を音と光で知らせる、アラーム部分の作成です。
電池にブザーと豆電球を、リード線で繋ぎます。
電気が繋がったら、ブザーと豆電球が作動することを
確認しておきましょう。
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そして、カエルの絵を描いた箱にセットしておきます。
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3.センサー部分とアラーム部分を繋ぎます。
センサー部分のアルミホイルの両側に、
アラーム部分の電極を繋ぎます。
アルミホイルは電気を通しますが、
2枚のアルミホイルの間にすき間があるので、
アルミホイルに電極を繋いでも、まだ電気は流れません。
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4.雨が降ったら電気が流れるような仕掛けを作ります。
ひとつまみほどの塩を、ティッシュペーパーで軽く包んで、
アルミホイルのすき間の上に置き、セロテープで固定します。
そして、センサー部分を、雨のかかる外に置きましょう。
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塩のままでは電気は流れませんが、
雨が降るなどして、ティッシュの中の塩が溶けると、
塩水が電気を通し、アラームが作動します。
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■なぜ雨が降るとアラームが作動するの?
塩は「電解質」と呼ばれる物質です。
塩そのものは電気を通しませんが、水に溶けると
電気を帯びたイオンに変化して、電気が通るようになります。
雨で塩が水に溶けることで、電気が通ってアラームが作動するのは、
この「電解質」の特徴を利用したものです。
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■工夫のポイント
 
塩が塩水にならないと、電気は通りません。
少ない雨でも塩水になるように、塩の量を調整したり、
また、アルミホイルのすき間を調整するなど、
より敏感に雨に反応するには、どうしたらいいか
いろいろ試してみましょう。
 
 
まだ、夏休みは1週間以上あります。
小学生には少し難しい工作かもしれませんが、
お父さんなどに手伝ってもらいながら、
ぜひチャレンジしてみて下さいね!