"不思議な茶碗"で自由研究!
2012年8月24日 カテゴリ:お天気や
長いと思っていた子供たちの夏休みも、
残り1週間あまりとなってしまいました。
宿題がピンチ!という子供たちのために、今年もやります。
「たった1日でできる自由研究!!」
けさの「さわやかモーニング」では、
ちょっと変わった茶碗を紹介しました。
何が変わっているかというと、
普通の茶碗のように飲み物を注ぐことができるのですが、
欲張って茶碗いっぱいに飲み物を注ぐと、
茶碗が空になるまで、飲み物が全て流れ出してしまうのです。
これは「教訓茶碗」という、沖縄・石垣島特産の民芸品です。
一度にたくさんのものを欲張ると、結局、元も子もなくなる、
という教訓を表現するものです。
そして、この不思議な茶碗は、天気の仕組みが関係しているのです。
茶碗の真ん中には、実は水が流れる管が曲がった形で入っています。
茶碗に水などを入れても、管の曲がる所を
越えない限りは流れ出ないのですが、
水が管の曲がっている所を越えると、大気圧という空気の力によって
管の中の水がなくなるまで、どんどん押し出されるのです。
この仕組みは「サイフォンの原理」と呼ばれ、
身近なところでは水洗トイレも、この原理が使われています。
さあ、ここからが自由研究!
原理を知ったところで、皆さんで簡単な教訓茶碗を作ってみましょう!
材料は、プラスチックのコップと曲がるストロー、輪ゴム、接着剤。
まず、ストローを曲げて広がらないように輪ゴムで縛り、
次にプラスチックコップに、ストローが通るくらいの穴を空けます。
最後に、穴にストローを通して
接着剤で水が漏れないように接着すれば完成!
材料は身近にあるものばかりですし、
これなら、たった1日で出来ますね!
ぜひ、手作りの教訓茶碗で、家族や友達をビックリさせてみましょう!
そして身近な空気の力を、教訓茶碗を通して、
ちょっとだけでも体感して頂けたら幸いです。