そら(宇宙)に注目!
2010年4月22日 カテゴリ:お天気や
私が気象予報士を目指すきっかけになったものは
いろいろありますが、
原点は「宇宙」にあるのではないか、と思います。
何をいきなり、と思う方も多いかもしれませんが、
実は私に限らず、気象予報士に多いのが「天文好き」という傾向。
様々な天文現象の美しさに感動を覚え、
望遠鏡などに凝っている、という方も結構います。
私は、望遠鏡を購入するほどの余裕はないため、
肉眼での観測がメインですが、
月食や日食、流星群など、ニュースなどで話題になる天文現象は
大体、しっかりと観測しています。
そして、天文現象を観測する時に大切なのが、晴れるかどうか。
そこで、天気に関することを、いろいろ調べているうちに
気象予報士の資格を取った、という人が結構多いのです。
さて、先日から、よくニュースになる宇宙の話題といえば、
国際宇宙ステーションで活躍の、2人の日本人宇宙飛行士。
山崎直子さんは先日、地球に帰還しましたが、
野口総一さんは現在も宇宙ステーションに長期滞在中です。
実は、この宇宙ステーション、
先日、「さわやかモーニング」で紹介しましたが、
地上から肉眼で見ることができるのです。
地上からは、明るい光の点が、夜空を横切っていきます。
他の星に比べて極めて明るい上に、動いているので
すぐに見分けがつきますが、見られるのは数分間程度、
しかも、見られる時期が限られている、というのが
難点なところではあります。
実際、今週は、仮に天気が良くても、
山口から宇宙ステーションを見られる機会は、
ほとんどありませんでした。
ただ、これからゴールデンウィークにかけては
見られるチャンスが多い、という情報が入ってきました。
来週にかけては
度々、日本付近上空を宇宙ステーションが通過していき、
山口からも、主に、以下の時間帯で、
夜空高いところを宇宙ステーションの光が横切るそうです。
・4月27日(火)午前4:43~5分間
・4月28日(水)午後7:55~4分間
・4月29日(木)午前3:58~2分間
・4月29日(木)午後8:18~5分間
また、この情報を提供しているJAXAによると、
今後も5月初めにかけて
見られるチャンスが多そうな気配。
ゴールデンウィークには、いろんなイベントがありますが、
この夜空のイベントにも、ぜひ、注目してみて下さいね。
そして、「そら(空・宇宙)好き」の方が
一人でも多くなってくれたら嬉しいです。
そんな夜空のイベントを楽しむのにも
気になるのが空模様。
あすの「さわやかモーニング」では、
ゴールデンウィークの天気傾向を、お伝えします。