休暇中の話・宮城へ
2008年3月21日 カテゴリ:お天気や
今週は月~水の3日間、休暇を頂いていました。
休暇中は、時間のタイトな生放送とは縁のない日々・・・とはいかず、
早朝4時台に起きて、5時半には家を出発、という
寝坊厳禁のスケジュールで、旅が始まりました。
朝一番の飛行機に乗り、窓越しに澄んだ青空を楽しんでいるうちに
徐々に下界の風景が雪景色に変わっていきます。
休暇を利用して、今回は、北日本・宮城県へ行ってきたのです。
とは言っても、暖かすぎる春の影響で、雪景色なのは山だけ。
市街地には、すでに雪はなく、
北日本だというのに、春本番の暖かな陽気は変わらないのでした。
宮城県と言えば、いろんな名所がありますが、
私が足を運んだのは、日本三景のひとつ、「松島」。
その昔、松尾芭蕉が、あまりの美しさに称賛した話が有名ですが、
私は、松島湾内に架かる、松島三橋と呼ばれる
3つの橋を渡ってきました。
過去を忘れさせてくれるということから、
「別れ橋」と呼ばれる橋が架かる渡島(おじま)。
昔、僧侶などが修行した場所で、
橋を渡ると仏像などを彫った岩窟が出迎えます。
次は「透かし橋」と呼ばれる、国の重要文化財・五大堂に渡る橋。
なぜ「透かし橋」という呼び名かと言うと、
足下を見ると、なんと海面が透けて見える!
五大堂に参詣する前に、気を引き締めさせるためだそうです。
昔の人の知恵は、素晴らしいですね。
そして3つめは「出会い橋」と呼ばれる、
赤く長い橋で結ばれた福浦島。
出会い橋を渡っていくだけあって、
橋の向こうは、いろんな自然や動物と出会える場所で、
島の散策中には、間近にこんな動物も!
いろんな景色や自然に癒される場所でした。
ぜひ宮城に旅行されたときは、足を運んでみるといいですよ。
さて、そんな旅行中、
実に「宮城らしい」ものを、松島で1つ、見つけてきました。
それがこちら。
三陸海岸は昔から津波の被害を度々受けてきた場所。
地震や津波に備える意識が高いからこそ、
このような標識があるのでしょう。
県内も地震や津波には無縁ではありませんので、見習いたいですね。
むむむっ、休暇を楽しむはずが、
ついつい、こんなところで仕事を思い出してしまうのが、
気象予報士の性なのか。。。
この休暇の続きは、また次回。
実は、このあと、さらに仕事を思い出す旅になっていくのです。。。