つかみどころのない性格

2007年9月11日 カテゴリ:お天気や

天気予報では台風や熱帯低気圧の予報する時には、
まず性格を分析することから始まります。
 
性格の分析とはどういうことかと言うと、
雲の大きさや、雲の締まり具合から、
影響範囲の広さや今後の発達具合を読み取るのです。
ひとことで「台風」と言っても、
「中心付近では大荒れだけど、影響範囲は小さい」とか
「とても大きいけど中身がスカスカ」など、いろんなタイプがあって、
それによって、今後、どんな影響があるのか、
いわゆる台風の「やる気」を見極めます。
 
しかし、今、その性格の読みづらい熱帯低気圧が、
沖縄付近に発生しています。
yamamoto_070911.jpg
この熱帯低気圧、かれこれ沖縄付近に居座ること、きょうで3日目。
しかも、台風になろうという意志は弱いようで、
なかなか発達する傾向が見られないんです。
目先、木曜日になっても、まだ南西諸島付近で
熱帯低気圧のままウロウロしている予想。
熱帯低気圧の性格がつかめないため、
週間予報も非常に難しくなっています。
 
ただ、沖縄付近は現在、
台風のエネルギー源である温かい海水が多く、
台風へと成長する要素は十分あります。
何が、この熱帯低気圧を優柔不断にさせているのか分かりませんが、
「いきなり台風」になる可能性もありますので、
今後の動きには気をつけてください。
 
※この熱帯低気圧情報の最新情報は、
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