新着記事
月間アーカイブ
NO.131 一緒に笑える瞬間
2009年3月4日
昨日3月3日は民放ラジオの日。 10年ほど前のラジオの思い出。 車に乗って交差点の先頭で信号待ちをしていた時のこと。 ルームミラー越しに後ろの車の運転席にいる 40才くらいのオジサンを見ていたら、 なんと僕と同じタイミングで笑うのだ。 次のボケでも同時に笑った。 どうやら、僕はオジサンと同じラジオ番組を聴いているらしい。 土曜午後4時、独占娯楽の時間 「Swing Saturdayねぎって行こう!」だった。 番組冒頭から鈴木クミさんのボケが連発しまくり、 すべて後ろのオジサンと同時に笑っていた。 やはり雪彦さんとのボケ&ツッコミは神業レベルだ。 次々と重なるボケにやられた僕は涙を流し腹もよじれた。 後ろのオジサンの体も大揺れ、相当やられたようだ。 5発目のボケが炸裂した所で信号が青に変わり2台の車は別れたが、 あの信号待ちの時間はなんとも心地よく、不思議な連帯感を覚えた。 この誰かと繋がっている感覚はラジオの大きな魅力・武器だと思う。 携帯音楽プレーヤー全盛の今、この番組を通じて繋がる感覚を、 ひとりでも多くの山口の人たちに知ってもらいたい。 特に10代の若い人たちがこの感覚を体感する機会が増えれば、 ラジオの未来はどんどん開けて行けると思う。 あれ以来、僕は信号待ちで止まると いつも後ろのドライバーの表情を伺って、 一緒に笑える瞬間を探している。
アナウンサー・パーソナリティ一覧