本州最西端に位置する山口県は、中国山地を背骨に、三方を海に囲まれ、自然に恵まれた県です。
しかし、昭和30年代後半からの高度経済成長の陰で、自然が失われ始めました。地域のメディアとして、かけがえのない自然を守り続けようと、1975年(昭和50年)に創業20周年記念事業として「ふるさとの川を美しく」「花とみどりのふるさとを」のキャンペーンを開始しました。
翌1976年(昭和51年)には財団法人「山口放送環境美化財団」を設立、自主的に清掃活動等を行っている団体を助成するなど、幅広い環境美化活動を推進しています。
1997年(平成9年)にはニュース番組「プラス1やまぐち」で県内の絶滅危惧種や危急種を中心に取材した「自然の便り」を104回にわたって放送しました。
その反響の輪はひろがり、1998年(平成10年)には山口県が「野生生物保全対策検討委員会」を発足させ、「山口県版レッドデータブック」を作成しました。
このシリーズは2001年(平成13年)からは、「環境主義」とタイトルを変更、複雑な環境問題を多面的に取材し放送してきました。
山口放送は、これからもラジオ・テレビのメディアを通じて、環境問題に関する意識や行動を啓発するとともに、自らの企業活動も環境に配慮し、県民の皆様とともに、美しい自然を守り続けてゆきます。