ちひろとみすゞTime

ちひろとみすゞの朗読Time

6月28日にご紹介した金子みすゞの詩

『赤土山』
山口県の山々の景色にも、削られている山を見かけますが、町へ売られる赤土と、赤土山で生きてきた赤松の悲しい別れの物語です。みすゞさんの心のフィルターにかかると、人間以外の世界にも様々なドラマがあります。私たちの生活に欠かせない土や石たち、そしてそこから栄養をいただき育つ植物たち。私たちが普通に使っていたり、何気なく見つめているものが、とても愛おしくなってきます。
『石ころ』
自分では動かない石、動けない石。この詩は、道を通る人や馬たちをつまずかせる石ころが、けろっととぼけている表情が夕暮れの空に溶けてゆくような、そんな描写です。小学校でのコンサートでよく歌う詩ですが、子どもたちの感想文には、この石ころの「自分では動けない切なさ」を感じてくれていた言葉もありました。もしかすると、動けないから、つまずかせて、「自分はここにいるよ」と話しかけているのかもしれません。

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