「空の日」(1911年に飛行船が初めて東京上空を飛んだ日)にちなんで、飛行機の詩を2編ご紹介しました
『田舎の町と飛行機』
当時は、飛行機からいろんな情報をお届けするビラが撒かれるのもワクワクした光景だった時代。田舎の町の空に、珍しい飛行機が飛んできて、空からビラが舞う様子を詠っています。町中の人が外に出て、揃って口をあけて見上げている様子が、なんとも長閑な光景です。当時から百数十年で、いろんなことが変化する。みすゞさんの詩から、その時代の流れも味わえる、それも面白さのひとつです。
『虹と飛行機』
飛行機を見に出たと思ったら、空に虹がかかっていた。それも初めての虹。みすゞさんは、その飛行機が、みんなに虹が出ていることをお知らせに来た‘虹のお使い’だと詠みました。なんて素敵なファンタジーにも感じるお話。雨上がりのキラキラとした外の景色に、ひと際光る、虹と飛行機なのでした。