先日、熱血テレビの中継でもご紹介した光市室積の普賢まつり。
江戸の中期から続いている歴史ある祭りで、
平日にもかかわらず多くの参拝客で賑わっていた。
地元の小中学校は授業が午前中までになるらしく
子供たちにとっても待ち焦がれる祭りのようだ。
で、驚いたのは寺の境内から長く続く露店の数。
なんと300はあるらしい。(以前はもっとあったとか!?)
食べ物はもちろん、おもちゃ、射的、金魚すくい、
お化け屋敷までやって来るって、この辺じゃぁありえない規模。
たんまり小遣いを貰わないと…という数だ。
いつか絶対に行って攻略したいお祭りやね。
子供の頃…小学校3、4年だったかなぁ。
地元の近所の祭りに「うなぎのつかみどり」の露店が出ていた。
子供が入るビニールプールにうなぎがうじゃうじゃ泳いでいて、
5分とり放題で確か100円だったと思う。
とり放題って言ったってなかなか取れるもんじゃない、
客が悪戦苦闘する姿が面白く周りを惹きつける。
その露天は大賑わい。
プールには人だかり、何人もの大人がチャレンジするが
なかなかとれない。相当儲かるだろう、素人相手なら・・・。
しかし、ウチの親父は違った。
埼玉育ちの親父は、裸足になって腕をまくりプールに入るやいなや、
あっという間に5、6匹とってしまったのだ。
まさしく電光石火。
店のおじさんが『お客さん、もうそれくらいにして』とせがんできた。
川でどじょうをとっていた子どもの頃の技らしいのだが、
改めて「親父すげぇ」と尊敬した。
その日の高橋家の食卓はうなぎ三昧。嬉しかったなぁ。
翌年も親父はあの露店を攻略し、我が家はうなぎをたらふく味わった。
そうして、3年目にはその店は祭りから姿を消してしまったのであった。