KRY山口放送のパーソナリティー「北川 加寿美」のブログです。

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2025年4月11日
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今年を振り返る シリーズ2

星のお話。
 
そんなに詳しくはないけれど、
子どものころから天文には興味がある。
今年も、天文ニュースを知るたびに、
時間の許す限り、観測に挑戦…しようと思ったのだけど、
正直、寒さに負けたことも多々あり。
 
先日の『ふたご座流星群』は、
今年最後の天文ショーだと思ったのだが、
(しかも、月の条件などもいいので、
 晴れてさえいれば、家からでも見られたはず…、)
何せ、狙い目の時間が午前3時頃、
…「眠い」は、ともかくとして、「寒い」!
 
ま、毎年のものだし、とかなんとか言い訳をしつつも、
あきらめの悪い私は、とりあえず起きていた。
 
午前2時半を過ぎるのを待って、外に出てみる。…寒い!
10分ほどで、観測中止。
 
いや、本当は、明るさ(暗さ)に目が慣れるためには、
とりあえず10分くらいは、その環境に居る必要があるのだが、…。
 
この流星群が、流れてくる方角を
あまりシビアに限定するものではない、ということを理由に、
ヘタレな私は、部屋のカーテンを全開にして、お布団の中で観測。
…そのまま、眠ってしまった。
いやー、晴れてきれいな夜空でした。(え?)
 
今年、一番きちんと観たのは、ペルセウス座流星群。
某少年自然の家で行われた観測会に参加した。
空が曇っている時間も多く、
2時間で7~8個程度しか観測できなかったけれど、
かなり満足!
 
これまで、金星や土星といった、惑星に関する天文ショーで
観測会に参加したことはあったけれど、
流れ星の観測会は、たぶん、初めてだ。
 
そこでは、人工の灯りを限りなく少なくするので、
急に懐中電灯をつけると、目を痛めることになるのでNG。
そんなエチケットも、当たり前のように守られる。
 
そうそう、流れ星の観測記録について。
「どちらからどちらへ流れたか」という方角と、
「星の見えた時間」が必要だそうだが、
これは、1秒以下の世界。
 
ご案内をいただいた学芸員の方に教わった話。
 
流れ星を見つけたら、「だるまさんがころんだ」と言うそうだ。
そのうちの、どこまでいえたかで、おおよその時間がわかるという。
「だるまさ」まで言えたら、0.4秒、という感じ。
 
そのほか、星の高度の測り方なども教わった。
 
もしかしたら、むか~し聞いたことのある話も
あったかもしれないけれど、改めて聞くと、新鮮だ。
 
そうそう、観測会の説明の際に、職員の方が、
「満天の星を見て、『プラネタリウムみたい』という人が
 いらっしゃいますが、逆なんですよ。
 星空を真似たのがプラネタリウムなのですから」と。
このトークには、笑った。
 
流れ星といえば…。
高校の頃、いくつか掛け持ちで課外活動をしていたが、
いわゆる部活としては、吹奏楽部に所属していた。
 
夏休みの合宿練習でのお話。
合宿練習といっても、女子は通いだったが、
星空の下、練習をした記憶がある。
練習に使っていた建物の、2階の屋上で。
広場のようになっていて、そこに出て練習をしてもいいのだった。
 
あんまり星がきれいだったので、
ふと「流れ星って見たことある?」みたいな話をすると、
「上を見ていたら、どんどん流れてくるよ」という答えが。
そうして、上を見上げて、しばらくすると、
夜空に慣れ始めた目に、本当に1分間に1個、
くらいの勢いで星が流れてきたのだった。
 
あれは、感動したなあ~!
 
いま、思うと、流星群の時期にあたっていたのかもしれない。
何年か前の「しし座流星群」くらいの勢いだったもん。
 
何年何月の出来事かで調べたら、わかるかも。
気象予報士の山本さんにきいてみよう。
…いや、思い出は、思い出としてとっておいたほうがいいかも!?
 
地平線までの”180度の天体”で、
満天の星空を見たいという思いがある。
船酔いする私は、海の上でそれを見るのは難しいだろうから、
…平原か砂漠…、
これが、私がモンゴルに行ってみたい理由の一つだ。
来年こそは、実現するかしら?