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Paul McCartney&Wings

2021年10月25日

ベースギターを弾きながら歌う世界一のスーパースターです。歌いながら弾くわけで、やはり軽い楽器がいい。ビートルズ時代初期から、今の時代まで彼のベースはドイツのメーカー「ヘフナー」のヴァイオリン・ベースが有名。フェンダー社のソリッドボディと違い、ボディが空洞。ギター、ベースのボディの構造は大きく分けて、ソリッド、ホロウ、セミホロウと3つあります。ギターメーカーはいかに軽くていい音を出すかを追求してきました。まあ中には音重視で重さはある程度重くてもええか…。そんな場合もあります。
 
ポールはヘフナーのヴァイオリンベースがトレードマークでもう一つはリッケンバッカーですね。サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンドの頃から使い始めて、ウイングス時代はメインで使用しています。フェンダー社に比べ使いにくいのですが、ポールが使っている、その影響で大人気の機種になります。コピーモデルも各国で生産され大人気でした。かっこいい形です。この方キャッチーで心地よいメロディーとは対照的に非常に難しい複雑なベースラインを弾きます。歌いながらです。凄いです。モータウンのジェイムス・ジェマーソンの影響を受けていると感じますが、それにしてもすごいベースを弾いております。勿論ポールはマルチプレイヤーなので、ギター、ピアノ等、ライブでは忙しく持ち替えます。
 
さてWINGS、ビートルズ脱退解散から、いろんな思いを払拭するかのようにソロ活動に入り、たいした休みも取らず次々と作品を制作…始めはアコースティック的な楽曲が多かったのですが、やはり「バンド」というスタイルを選び、リンダ・マッカートニーと元ムーディーブルースのマルチプレイヤー「デニー・レイン」を迎え入れWINGSを結成…次々とヒット曲を生みます。私が中学生から高校生時代、1972年から1977年、まさにWINGSのピーク。特にアメリカツアーを収録した「WINGS OVER AMERICA」これは圧巻、40年以上聴いています。その当時のライブ映像作品「ROCK SHOW」は映画館で観ましたね。強烈です。幻のジャパンツアーは残念でしたが、これを含めてすべてがレジェンド…ポール・マッカートニーってそんな存在です。
 
しかし、1980年初頭解散…ソロ活動に入りいくつかヒットも出ますがWINGS時代のような曲はほとんど出なかったですね。才能はとんでもない方ですが、やはり時代という見えないものが作品に影響しているのだと思います。いくつかBEST盤がリリースされていますが選曲を観ても分かります。不思議ですね。しかし80歳にもなろうかというポールは精力的に活動しています。LET IT BEの映像作品もまもなく公開。楽しみです。次回は今回の続きです。お楽しみに。
 
 
【今回オンエア】
VENUS AND MARS
ROCK SHOW
JET
LIVE AND LET DIE
アイルランドに平和を
JUNIOR'S FARM
MY LOVE

 

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