大人の音楽堂 ブログ
大物ミュージシャン共演
2025年01月20日
今回オンエアした「コンサート・フォー・ジョージ」の「SOMETHING」。言わずと知れたジョージ・ハリソンの代表作。2001年ジョージは天国へ…親友エリック・クラプトン、息子のダニー・ハリソンが中心になり翌年に追悼コンサート。その中の1曲です。ポール・マッカートニーがジョージからプレゼントされたウクレレの弾き語りでスタートし、その後各楽器が絡んで2コーラス目からクラプトンの登場、後半のスライドギターは最高です。その他このコンサートの参加ミュージシャンのパフォーマンスは驚異的です。特に5人目のビートルズと言われたビリー・プレストンの歌は圧巻。素晴らしいライブ盤です。
ジミー・ペイジとブラック・クロウズの共演も楽しめるし、ジェフ・ベッグとヤン・ハマーの人間技とは思えないパフォーマンス。それと今となってはレアなグレッグ・レイクとゲイリー・ムーアの共演。キングクリムゾンの曲を演奏しています。ファンサービスでしょうが、2人とも今はいません。貴重なライブパフォーマンスでしょう。お宝音源です。そんな感じでごく一部の大物ミュージシャンの共演をオンエアしましたが、まだまだあります。またの機会を楽しみにして下さい。次回のテーマは「再結成」お楽しみに。
今回オンエア
Something/Paul McCartney & Eric Clapton
Nuclear Attack/Greg Lake & Gary Moore
Scatterbrain/Jeff Beck & Jan Hammer
What Is And What Should Never Be/Jimmy Page & The Block Crowes
Dancing Street/David Bowie & Mick Jagger
PAUL RODGERS
2025年01月14日
シカゴ・ブルースとリズム&ブルースを見事に符合させたのはこのポール・ロジャースです。20才前にサイモン・カーク(Dr)、ポール・コゾフ(G)そして若干15歳くらいの個性派、アンディ・フレイザー(B)の4人でバンド「Free」でデビュー。若さの割に既にベテランのような渋いブルース・ロックがカッコいい。時には「オール・ライト・ナウ」等のキャッチーな曲も加えて世界的なバンドになるのですが、やはりこのバンドにもドラッグの影が押し寄せ、ギターのポール・コゾフが離脱、その後復帰しますがすぐに急逝。ポール・ロジャースがギターを兼任した日本公演は今となってはレアです。
その後「バッド・カンパニー」でその地位を不動のものにしていきます。このバンドとにかく最高。ルックスもとてもいい。最も好きなバンドです。その後ジミー・ペイジとの「ザ・ファーム」を経てソロ活動に。様々なギタリストを招いての「マディ・ウォーター・ブルース」は大きな話題となり、全世界でライブを展開。もちろん日本公演も行われました。1993年大阪公演に足を運びましたがとにかく最高のライブでした。メンバーはニール・ショーン、ディン・カストロノヴォ、トッド・ジェンセン(ジャーニーですね)。そのコンサート私の席がなんと最前列トッド・ジェンセンが目の前。彼が弾いていたミュージックマン・スティングレイがかっこよすぎ、素晴らしい音が出てました。その夜宿泊し、翌日大阪のある有名ヴィンテージ専門楽器店に何気なくいったら、同じベースがあるではないですか。早速試奏…衝動買いでしたが、とても気に入ってます。その後ミュージックマンは倒産したのでレアな1本です。その後ポール・ロジャースは意外でしたがクイーンに参加、大騒ぎとなりました。奥さまが日本人の音楽ジャーナリストらしく、その縁でテレビドラマ「夜明けの刑事」の挿入歌を歌ったことも懐かしい。とにかくロックシーン最高のヴォーカリストはこの方ですね。
次回は大物ミュージシャンのコラボをセレクト、お楽しみに。
今回オンエア
LIVE FOR THE MUSIC(LIVE)
SOUL OF LOVE
FIRE&WATER
TIE YOUR MOTHER DOWN(With Queen)
SAME THINGS THAT GLITTER(With Queen)
MUDDY WATER BULES
リクエスト集(1/04)
2025年01月06日
MONTROSE/I GOT THE FIRE
JIMI HENDRIX/FIRE (Live)
CAPTAIN BEYOND/RAGING RIVER OF FEAR
STING/STOLEN CAR
THE ALLMAN BROTHERS BAND/REVIVAL
EL&P/HOE DOWN
リクエスト集(12/28)
2025年01月06日
2024年も聴いていただき、たくさんのメールありがとうございました。2025年も頑張ります。ラジオからロックがかかる…やはりいいですね。
QUEEN/BRIGHTON ROCK
GUNS N’ ROSES/CIVIL WAR
CHRIS DUARTE & BLUESTONE COMPANY/396
RAINBOW/DIFFICULT TO CURE
THE BEATLES/STRAWBERRY FIELDS FOREVER
CARPENTERS
2024年12月23日
ポピュラーミュージックという枠に限らず音楽界の至宝です。兄リチャード・カーペンターのまれにみるアレンジ力とピアノ、妹カレン・カーペンターの最高の声。聴くものは驚きと癒しをもらえる。音楽の魔法のようなものが二人にはあります。
もっとも売れたアルバム「ナウアンドゼン(1973)」。中学生でした。イエスタデイ・ワンスモアは毎日何度もラジオから聴こえましたね。このアルバムを学校にもってきた友人がいました。宝物のようなもので、ハードロックばかり聴いていたわけではないのですが、カレンの歌とそのクオリティーに感動しました。当時辛口の評論家たちは決して高評価ばかりではなく「退屈で甘ったるい…」などの意見もありましたが、世間はそんな批評を跳ね除け、評論は関係なく彼らを受け入れました。1975年の「緑の地平線 ホライゾン」、1976年「見つめあう恋」と今聴いても胸を打つアルバムをリリース。是非聴いてください。
リスナーさんからも1976年のジャパンツアーでの山口公演の話がありましたが、山口放送主催なんですね。少々驚きです。残念ながら僕は行ってないのですが、有名海外ミュージシャンの貴重な山口県でのコンサートですね。何か資料は無いのか?と思います。調べてみると1976年のツアースケジュールが凄い。1日2公演を含みほとんど休みなく多くのコンサートをしています。今では考えられません。かなり過酷だったと思います。
ご存知のようにカーペンターズは1983年カレンの死により活動を終えます。今思うと1971年頃から約6年間が彼らの活動に勢いがあったことが分かります。1970年代後半は時代が大きく変わってきた頃で、受けなくなってきたのでしょう。しかし再評価は続き、今でもカーペンターズは世界中で聴く人たちにやすらぎを与えています。なぜならカレン・カーペンターのようなシンガーはいませんから…。カーペンターズは永遠でしょう。
次回はリクエスト集です。今年もラジオ聴いていただきありがとうございました。2025年も楽しんでください。
今回オンエア
LEAVE YESTERDAY BEHAIND
IT’S GOING TO TAKE SOME TIME
MEDLEY:SUPER STAR~RAINYDAYS AND MONDAYS
TOUCH ME WHEN WE’RE DANCING
NOWHERE MAN
WE’VE ONLY JUST BEGUN 愛のプレリュード
They Long To Be Close To You
JETHRO TULL
2024年12月16日
以前からジェスロ・タルは取り上げたかったのです。しかし、曲が長い上に彼等は時代時代においてサウンドが変化しています。とにかく選曲に困るわけで、今回は映画の予告編的な内容になってしまいました。
可能なら「ジェラルドの汚れなき世界」(1972)のLPレコードA面(約23分)でよかったかも…しかし素晴らしいサウンド。イギリスという国の香りがプンプンします。イアン・アンダーソンの頭の中はブリティッシュ・トラッド・フォークをベースにブルースやロックがいいバランスで溢れていることでしょう。彼のソングライティング、ヴォーカルそしてフルートはロックの新たな世界に誘ってくれます。素晴らしい。聴けば聴くほどはまってしまいました。
本格的に聴くようになったきっかけはオンエアでも話したとおりあの「リッチー・ブラックモア」のインタビュー記事だったと思います。まずはアルバム「アクアラング」、そして「ジェラルドの汚れなき世界」、こうなると次は「パッション・プレイ」等々ロック史上に無くてはならない名作を聴かずにいられません。彼等は単にプログレッシブロックの枠にとどまらない不思議な世界観の存在を私達ロックファンに届けてくれます。彼等をいかに自分の中に浸透させていくかという課題にぶつかるのです。これがとても楽しみなのです。ロックファンの醍醐味とでもいうのでしょうか?プログレッシブなら尚更です。今年の年末年始は模型を作りながら、ずっとジェスロ・タルを聴いてみようと考えてます。
次回はカーペンターズです。お楽しみに。
今回オンエア
AQUALUNG
CROSS-EYED MARY
MOTHER GOOSE
LIVING IN THE PAST(Live)
“ジェラルドの汚れなき世界より” THICK AS A BRICK
BIRTHDAY CARD AT CHRISTMAS
JOHN LENNON
2024年12月09日
1980年12月8日。凶弾に倒れジョン・レノンは天に召されました。あまりにも突然。世界に衝撃が走りました。ビートルズ解散後、ジョンの公式なコンサートは1972年のライブ・イン・ニューヨーク・シティが最後です。因みにエルトン・ジョンのマジソン・スクエア・ガーデンでのコンサートへのゲスト出演はありますが、それがラストです。後日ライブ盤がリリースされますが、正直一度聴けばいいかな?的な感想です。オノ・ヨーコが…。しかし貴重なコンサート音源であることはまちがいないでしょう。
オフィシャルなソロアルバムは「ジョンの魂」「イマジン」「ヌートピア宣言」「心の壁、愛の橋」「ロックン・ロール」等々素晴らしい作品が多いですね。とにかくジョンの歌と声が最高級です。オンエアでも言いましたがベトナム戦争が泥沼化して、時代も時代だったのであの「平和」というキーワードがひとり歩きした感じはありますが、世界平和の象徴が「イマジン」なのは永遠でしょう。1980年リリース、大復活した「ダブル・ファンタジー」も売れましたね。レイドバックしたルーツ的サウンドは最高で、本人もスタッフも、これからのジョン・レノンに大きく期待していたはずです。あまりにも早く逝ってしまいました。とても残念です。映画「Yesterday」。観られた方も多いと思いますが、あの後半…感動的な演出には感謝します。
次回は初登場「ジェスロ・タル」。お楽しみに。
今回オンエア
(JUST LIKE)STARTING OVER
BE-BOP-A-LULA
JEALOUS GUY
WORKING CLASS HERO
MIND GAMES
WHATEVER GETS YOU THRU THE NIGHT
NIGHT RANGER
2024年12月02日
2人のリードヴォーカルと個性的なリードギタリストも2人。そして楽曲を盛り上げるキーボード。2人のヴォーカリストはそれぞれベースプレイヤー、ドラムも兼任。レイドバックしたミディアムスローから疾走感たっぷりのハードナンバーまで引き出しはとても広い。しかもキャッチーでポップ。ラジオステーションが好むアメリカンロック、それが「ナイト・レンジャー」です。
1982年にデビューアルバム「ドーン・パトロール」、翌年にセカンドアルバム「ミッドナイト・マッドネス」と立て続けにヒットアルバムをリリース。アメリカはもちろん、日本で受けまくります。しかしヨーロッパでは今一つだったようです。西海岸っぽいサウンドだからかメロディアスなスローナンバーを要求するレコード会社と、ハードな曲をしたかったバンドとの確執が徐々に出てきてうまくいかなくなるのです。実際代表作はデビュー間もない頃の曲につきます。再結成をしていますが、やはりデビューアルバムを越える作品は難しいようです。しかしあのフォーフィンガータップのジェフ・ワトソンと、早弾きとアーミングの達人ブラッド・ギルズという2人のギターヒーローはこのバンド最大の売り。もちろん歌の存在感と考えられたアレンジはさすがです。レコード会社等との関係がもっとうまくいっていたらジャーニーになっていたかも?
オンエアでも言いましたが、コンサートのスタッフの経験はハプニングもあり個人的に大きな思い出です。楽器が到着しない…何とかライブは出来ましたが、大ごとでした。
来週は命日の前の日「ジョン・レノン」お楽しみに。
今回オンエア
SING ME AWAY
DON’T TELL ME YOU LOVE ME
WHEN YOU CLOSE YOUR EYES
(YOU CAN STILL) ROCK IN AMERICA
SISTER CHRISTIAN
Jimi Hendrix cover
2024年11月25日
ロックを聴き始めた頃ジミ・ヘンドリックスはもうこの世にいませんでした。モンタレーやウッドストックのパフォーマンスは後日知るところとなります。30歳を過ぎて伝説のギタリスト「森永正志さん」のバンドに加入して初めて「パープル・ヘイズ」「ヘイ・ジョー」「ファイアー」等ジミヘンの名曲のカバーをすることになり、その楽曲のグルーヴと完成度を感じ、確認しました。正直、中学時代とか若い時にも聞いていましたが、よく分からなかったと言うのが素直な感じですね。運良くその曲をカバーする機会に出会い、真剣に聴く事になるのです。これがとてもよかった。これでもかと聴きまくり弾きまくりました。岩国の米ベースで週3回のハコバンをしていろんな曲をかましまくってました。ジミヘンの曲はやはり受けてましたね。自分の人生でもとても充実していた頃だと思います。
ロックファンの方々、今一度ジミ・ヘンドリックスを聴きましょう。何かとアグレッシブなパフォーマンスが話題になりますが、彼の繊細なところをもっと取り上げてほしいと願います。今回オンエアのスティングなんかはパーフェクトですよね。ジミヘン最高。ロックの頂点ですよね。
もう少しでも生きていたらと思いますね。事故死ということになってますが…。
次回はナイトレンジャー。お楽しみに。
今回オンエア
LITTEE WING/STING
STONE FREE/ERIC CLAPTON
SPANISH CASTLE MAGIC/SANTANA
THE WIND CRIES MARY/STING
CROSS TOWN TRAFFIC/LIVING COLOUR
ONE RAINY WISH/BRIAN MAY
3期 DEEP PURPLE (1975 LIVE)
2024年11月18日
1975年、短期間の活動の3期ディープ・パープルは終焉を迎えます。リッチー・ブラックモアの脱退です。ディープ・パープルはすべてのメンバーがメインですが、中でもリッチーは中心的な存在。当時高校生の私にとっては衝撃的な出来事でした。この頃リッチーは既にロニー・ジェイムス・ディオらエルフのメンバーとリッチー・ブラックモアズ・レインボーを結成、ファーストアルバムのレコーディングが終わっていました。リッチーはディープ・パープルでの最後の仕事として、決まっていたイギリス、フランス、オーストリアのヨーロッパ・ツアーをこなします。その演奏の凄さは聴くものに驚くべき感動を与えます。さすがのさすがです。おそらくあの「ライブ・イン・ジャパン」と並ぶくらいのクオリティのライブです。久しぶりに大音量で再生して改めて喜んでいます。有名な「紫の炎」の迫力はパープル的なサウンドの完成形ハードロックです。
リッチーがバンドを去って1年半くらいでディープ・パープルは解散。当時とても残念でしたが、レインボーやホワイトスネイクの登場は結果としてありがたい事になりました。1984年、パープルは黄金期の2期メンバーで復活。メンバーは変わりましたが今でも大活躍です。すごい事です。リッチーもいい年齢なのでハードロックは望めないとして、秘蔵ライブ音源とか出てきてほしいですね。リッチー・ブラックモアはブルースをベースにした1970年始めのハードロックにクラッシックの旋律を大胆に導入し、オルガン奏者のジョン・ロードとのアンサンブルなどその後のハードロックに大きく貢献しました。その事実は計り知れない影響を与えています。みんな憧れた人物です。
次回はジミ・ヘンドリックスのカバー集です。お楽しみに。
今回オンエア
Burn 紫の炎
Lady Double Dealer
Mistreated
Stormbringer
大物ミュージシャン共演
2025年01月20日
PAUL RODGERS
2025年01月14日
リクエスト集(1/04)
2025年01月06日
リクエスト集(12/28)
2025年01月06日
CARPENTERS
2024年12月23日