大人の音楽堂

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Symphonic Music of YES

2026年02月07日

今回は、プログレッシブロックの代表的バンド「イエス」をオーケストラが演奏するという「シンフォニック・ミュージック・オブ・イエス」。

 

オーケストラとロックバンドの共演は1970年頃から在り、個人的にはDeep Purpleが初めてでした。当時メンバーチェンジしたばかり。ギタリストのリッチー・ブラックモアは本格的ハードロックへの方向性を望んでいましたがキーボードプレイヤーのジョン・ロードの希望で、1枚だけという約束でオーケストラとのコラボアルバム1枚のライブレコーディングを実行。聴いたら分かりますが、完全にクラッシック音楽のスタイル。まぁこれはこれでかなりの完成度があり、引き出しの多さをファンに印象づけました。その後Deep Purpleはご存知のようにハードロックへの道を進みます。これがきっかけかどうか分かりませんが、少しずつオーケストラとの共演的なものも出てきます。エマーソン・レイク・アンド・パーマーがいい例ですね。やはりプログレッシブロックはクラッシックとの共通点があるのでしっくりきます。

 

さて今回はロックバンドからの誘いではなく、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団からのアプローチ。アラン・パーソンをプロデューサーに迎え「Yes」の名曲を演奏するという、何ともうれしい企画。しかもスタジオ・レコーディング。そしてイエスのメンバーからジョン・アンダーソン、スティーブ・ハウそしてビル・ブラフォードが全面的に加わるという素晴らしい内容です。アラン・パーソンが全てのスコアを書き直し、素晴らしい仕事をしています。現存のバンドの曲に、ただストリングやプラス・アンサンブルを加えただけとはクオリティが格段に違いますね。素晴らしいアルバムです。さすがに音圧のすごさに大満足。たまにはこういうのもいいですね。

 

次回はガンズ・アンド・ローゼズの新曲です。お楽しみに。

 

今回オンエア

危機Close To The Edge

Roundabout 

I’ve Seen All Good People

燃える朝焼けHeart Of The Sunrise

Owner Of A Lonely Heart

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LYNYRD SKYNYRD

2026年02月02日

1974年、高校生になった頃にオールマン・ブラザーズ・バンドにはまりました。もちろんフィルモア・イーストのライブ盤。デュアン・オールマンは知っていましたがやはりこのライブ盤は避けては通れません。それを先輩に話していたら、「これも聴きなさい」とレーナード・スキナードを渡されました。感動的でしたね。オールマンよりロック色が強いしトリプルギターのアンサンブルに素晴らしいヴォーカル、切れのいいリズム。「フリーバード」はやはり永遠の名曲です。同タイトルのドキュメント映画がありますが、これも最高。

しかし絶頂期の1977年、移動中の飛行機事故でリードヴォーカルのロニー・ヴァン・ザント等が亡くなり残念ながら解散。残されたメンバーはソロ活動を再開します。しかしやはりバンドへの想いが強くロニー・ヴァン・ザントの弟のジョニーをヴォーカルに迎え再結成を果たし、約3年ライブ活動や曲制作に時間を費やします。そして1991年に再結成、スタジオ・レコーディング盤をリリース。待ちに待っていた感じですね。その後コンスタントにアルバムをリリースしアメリカを代表するサザンロックバンドに。ファンにとってはとてもラッキーなことでしたね。

残念ながら中心的メンバーのゲイリー・ロッシントンが2023年に永眠…伝説になりましたが、そこはやはり時代の流れ…。多くのアルバムを聴き返して、やはりバンドのカッコよさやサザンロック独特の哀愁のあるスローな曲を含めブルーズを基調にしたヘヴィーなリフは強烈です。

さて、次回はロンドン・ハーモニー管弦楽団による「YES」の曲です。クラッシックのサウンドです。お楽しみに。

今回オンエア
Smokestack Lightning  
We Ain’t Much Different 
Full Moon Night    
Preacher Man  
Pick’em Up   
Southern Ways
Dead Man Walkin’

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Philip Sayce

2026年01月26日

1976年ウェールズ生まれ。すぐにトロントに移住。少年時代に母親にエリック・クラプトンのコンサートに連れていかれギタリスト目指すことになるフィリップ・セイス登場。

 

聴いて解るように、ジミ・ヘンドリックスのスタイルにスティービー・レイボーン的なサウンド。素晴らしい継承者ですね。少し大袈裟かもしれませんが、捨て曲無し。全ての曲がカッコいい。ジミ・ヘンドリックスの血液が流れていますね。かといって真似ではなく、あのサウンドをベースに確実に自分のモノを作り上げてます。この手のスタイルは古くはウルリッヒ・ロートやロビン・トロワーとか凄腕のギタリストがいましたが、今回のフィリップ・セイスさん、見事にロックの世界遺産的サウンドを構築してます。しかも歌もバッチリ。個人的にはこういうギタリストと一緒に演奏出来たらさぞ楽しいでしょうね。

 

もう一度言いますが、いちいちカッコいいのです。20歳代であのジェフ・ヒ-リー・バンドに加入し約3年半活動。その後ソロになります。未だライブは観たことはありませんが、動画を観たら驚きますね。こういった伝統的なサウンドはロックシーンには必要不可欠。素晴らしいミュージシャンです。もっともっと評価があっていいと思います。

 

次回は1987年以降のレーナード・スキナードです。お楽しみに。

 

今回オンエア

One Foot In The Grave

Save Me From Myself  

Dream Away 

Powerful Thing 

Angels Live Inside

Blood On Your Hands

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BOBBY WHITLOCK

2026年01月17日

デレク・アンド・ザ・ドミノスのメンバーでご存知の方も多いと思います。キーボード、ギターを操り作曲編曲等ある意味マルチな方。10代のころブッカー・T&ザ・MG'sやサム&デイブのメンフィス・ソウルに関わり、その後デラニー&ボニーなどスワンプロックの中心的ミュージシャンに欠かせない存在になります。

 

そして歴史的名盤「LAYLA」を制作。クラプトンとの共演では彼の新たなるサウンドが開花します。スタジオアルバムは1作ですがそのミラクル的なレコーディングは最高ですね。デレク・アンド・ザ・ドミノスの「レイラ」はある意味当たり前すぎて聴きこんでいないロックファンは多いと思いますが、聴けば聴くほどその凄さに驚かされます。

 

彼はその後ジュージ・ハリスンの「オールシング・マスト・パス」に参加、そしてソロ活動。その音源の一部を今回オンエア。素晴らしいですね。メンバーもまだ20歳代前半、しかも時代は1970年代始め…勢いを感じます。若さと無限の可能性があります。おそらくとりあえずメンバーがスタジオに集合して、彼らのテクニックを信じてラフにレコーディングされたのでしょう。これぞスワンプロックという曲がてんこ盛り。ある意味セルフカバー的なアルバム「ベル・ボトム・ブルース」はとても手ごたえを感じる作品でいつも手元にあります。

 

ボビー・ウイットロックさんは昨年8月に逝ってしまいましたが、改めて彼の演奏や歌唱を聴くとやはりいいですね。可能ならデレク・アンド・ザ・ドミノスの映像が観たいと思います。

 

次回はギタリスト「フィリップ・セイス」。ジミヘンの継承者です。

 

今回オンエア

Layla

Where There’s A Will

A Day Without Jesus

Hello L.A., Bye Bye Birmingham

Why Love Got To Be So Sad?

Bell Bottom Blues

Tell The Truth

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PAUL KOSSOFF FREE

2026年01月10日

ポール・コゾフ。何とも渋い玄人向けのギタリストです。健康で生きていたらと思いますね。ポール・コゾフさんはお薬の過剰摂取で25歳で逝ってしまいました。1970年代中頃です。10代でポール・ロジャースに出会い「FREE」を結成。ドラムにサイモン・カーク、ベースにはまだ15歳くらいのアンディー・フレイザー、皆二十歳にも満たないのになんとも渋いブルーズロックを決めまくっています。

 

彼等の特徴はやはり音の隙間です。ポール・コゾフのビブラートを効かせたロングトーンと単音によるインパクトのあるリフが大きく貢献しています。解散後、バンドは「バッド・カンパニー」になり、大成功はご存知の通り。ポール・コゾフは「バック・ストリート・クローラー」を作りますがツアー中に死去…。その後評価が上がりますが既に…。

 

さて、フリーは3枚目のアルバム「ファイアー・アンド・ウォーター」で世界的に躍進。初来日もしています。このライブは試行錯誤していた日本のミュージシャンに衝撃を与え、今でも語り草となっています。ギタリストの多くはテクニックが付くとやたら音数が多くなります。そこをじっとこらえて曲が何を伝えたいか、何を表現しているのか、そこが大切なのです。そのいい例がエリック・クラプトンで、ポール・コゾフのギターを聴いたクラプトンはかなり気にかけていたとのことです。ポール・コゾフのギターはやはりFREEというバンドが生かしたことは言うまでもありません。こういうギタリストは居るようでなかなかいませんね。50年以上過ぎて聴いても衝撃的です。

 

次回は昨年8月逝ってしまった。ボビー・ウイットロックです。お楽しみに。

 

今回オンエア

The Stealer

Travelling Man 

Fire and Water

Molten Gold

The Hunter(Live) 

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山内テツ

2026年01月05日

2026年もロックにどっぷり浸かってまいります。よろしくお願いいたします。

 

さて今回はベーシスト「山内テツ」。残念ながら昨年末に天国へ…。ロッド・スチュワートやポール・ロジャースそしてロニー・ウッドあたりから追悼コメントが欲しいところです。山根個人的に最高にとても好きなベーシストです。長身でゼマティスのベースギターがとてもかっこよかった。フェイセスでの凱旋ライブは、今でもロックファンの語り草となっています。彼の演奏スタイルは目標でしたね。というか今もそうです。

 

ミッキー・カーティスのバントで海外での経験から、なんとあのポール・ロジャース、サイモン・カーク、ポール・コゾフのバンドにフリー加入。その後はロッド・スチュワートのフェイセスに加入。帰国後は竹田和夫率いるクリエイションや自身のバンドを率いたりで、とにかくクールなのです。

 

とにかく後にも先にも個人でロックシーンのトップグループに加入というのはこの山内テツだけでしょう。タイミングがよかったらあのストーンズにも加入していたかもしれないと私は思いますね。運良く帰国後のバンドTetsu & Good Times Roll Bandの広島公演は観ることが出来ました。とてもよい思い出です。ブルージーでファンクなグルーブはロック本来の魅力です。

 

さて次回はこの流れでギタリスト「ポール・コゾフ」に焦点をあてます。お楽しみに。

 

今回オンエア

Wishing Well/FREE

Come Together In The Morning/FREE

Heartbreaker/FREE

Pool Hall Richard/FACES

Blue Grass/KOSSOFF KIRKE TETSU RABBIT

Ain't Too Proud To Beg/TETSU & THE GOOD TIMES ROLL BAND

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2025年年末リクエスト前半

2025年12月22日

2025年も数日残す頃となりました。今回は恒例のリスナーさんからのリクエスト集。

 

先ずはAC/DCの悪魔の招待状…強烈ですね。いつ聴いても最高。苦難を乗り越えたAC/DCは今も健在。最高のパフォーマンスを展開中。

 

そしてエアロスミス、さすがの一言。

 

そしてKISS。残念ながらエース・フレーリーが事故で亡くなって今いました。しかし、彼のギターは永遠にロックファンに大きく刻まれることでしょう。

 

そしてピーター・フランプトン。アコギの響きがとても心地いい。

 

ラストは全米1位、ケニー・ロギンスのフットルース。個人的にも楽しませていただきました。

 

次回はリクエスト集後半、今年ラストのオンエアです。お楽しみに。メリークリスマス。

 

今回オンエア

AC/DC/For Those About to Rock (We Salute You) 悪魔の招待状     

Aerosmith/Eat The Rich  

KISS/Shock Me      

Peter Frampton/Baby, I Love Your Way

Kenny Loggins/Footloose

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BAY CTIY ROLLERS

2025年12月13日

大人の音楽堂 247

BAY CTIY ROLLERS

 


高校生の頃、同級生がベイシティ・ローラーズの大ファンで聞いてもいないのにガンガンしゃべりまくり、知らないうちになんとなく情報が入ってくるわけで、あまり気は乗らないのにレコードまで聴かされました。ハードロックやプログレッシブロックばかり聴いていたので正直どうでもよかったのですが、冷静に聴いてみたら、そのキャッチーでポップな曲はなかなかどうして当時流行りのグラムロックぽいアレンジもあって気になるようになった記憶があります。確かに硬派なロックファンからは、その恥ずかしいようなルックスが先入観となり受け付けない的なバンドだった…というか全く無視されていた感がありましたね。

 


しかしイギリス、アメリカそして日本のティーンエイジの女の子たちは大騒ぎです。1974年頃からトレードマークのタータンチェックを身に纏い叫びまくったのです。とにかく社会現象になるくらいのブームがおきます。各コンサート会場等で補導者続出…。メンバー本人たちは当初アイドルでの売り出しには悩んでいたかもしれませんがロックが大きな産業、金儲けになる時代です。何人もの関係者によるベイシティ・ローラーズのプロジェクトがあったに違いありません。

 


人気は約3年弱続きましたが、やはり翳りが出てきますね。大騒ぎしてた女の子たちは大人になってしまった…そんな感じです。その後何度か不安定な体制で再結成的なライブをしましたが、特に話題にはならなかったです。ある種デビューからロックシーンからは外されている存在だったのかもしれません。しかし、その後これだけ話題にもなったアイドルバンドは居ません。作られたバンドでしたがデビュー50周年を越えた今、CDがそれなりに売れているそうです。特殊な存在です。

 


次回はリスナーさんからのリクエストです。

 


今回オンエア

Bye Bye Baby

Money Honey

Rock ’n’ Roller

I Only Want to Be with You

Yesterday's Hero

Rock and Roll Love Letter

Saturday Night

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PETER GALLWAY

2025年12月08日

ピーター・ゴールウェイをはじめて聴いたのは「フィフス・アベニュー・バンド」のアルバム。リリースから6年以上経ってからでした。当時ウエストコーストサウンドが流行りつつあって、イーグルス等のアメリカンを聴きまくっていた頃です。レコード店でのジャケ買いでした。ラジオ等であまりオンエアはされてなかったと思います。なんとなく勝手にウエストコーストと思っていたら、ニューヨークじゃないですか。少し驚きましたがまぁどちらでもよいわけで、リーバイスに白いシャツそしてコンバース…なんて時代。何ともかっこよく聴こえましたね。

 

そしてすぐに1972年のソロアルバムを聴きました。先輩からの借り物です。素晴らしいというか演奏アレンジがそれまでにはないような、あか抜けていたのです。シンガーソングライターの中でもかなりの強者です。それまでのブルースやフォーク寄りのシンガーソングライターとはまるで違ってますね。その後のシーンをみると早く出すぎたというか、メディアがついていけなかったのでしょう。

 

その後の我が国のミュージシャンもかなり影響を受けています。このピーター・ゴールウェイさんは日本のミュージシャンとの関わりも多いようです。興味がある方は調べてみて下さい。しかし、私の周りはピーターさんの事はほとんど知らなかったと思います。よく友人にカセットテープを聴かせていました。演奏技術とアレンジは抜群です。決してこれ見よがしではなく、とても自然に身体に入ってくるサウンドは今の時代にもぴったりです。是非このピーター・ゴールウェイをみなさんのお気に入りに加えて下さい。

 

それと最も好きなベーシスト「山内テツ」さんが79歳で逝ってしまったとの情報が入り、一人でFree、Facesそして帰国してからのソロアルバムを聴きながら夜を過ごしました。とても残念です。近いうちに番組で取り上げたいと考えています。

 

さて次回は何と…ベイ・シティ・ローラーズ。50周年のCDが売れているそうです。まさかのアイドルバンド。しかしその楽曲のクオリティーは高いと思います。お楽しみに。

 

今回オンエア

Sunday Basketball  

I Had a Friend   

They Went That-A Way  

Watch Yourself   

Twelve Day Lover  

Come On In       

Fast Freight (Fifth Avenue Band)

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HUMBLE PIE

2025年11月29日

ハンブル・パイは1970年代始めから中頃にかけて本国イギリスで人気だったバンドです。モッズブームからブルースをベースにブギーのスタイルを取り入れたサウンドは大いに受けましたね。当時イギリスの次世代のミュージシャンは大きな影響を受けたことでしょう。後にエレクトリックに変身したマーク・ボランのT・REXもそれを感じますし、我が国の誇るクリエイションのファースト・アルバムにもその感じを受けます。

 

私がハンブル・パイを聴いた頃は既にギターはピーター・フランプトンからコロシアムのギタリスト、クレム・クレムソンに替わっていました。さすがのギターを聴かせてくれます。この方、めちゃうまい。そしてバンドとしては絶頂期です。1971年のフィルモアでライブ盤から受けまくってその名が世界的に知れるようになり、ギタリストの交代がありましたがそれが大正解。今回取り上げた「スモーキン」「イート・イット」と立て続けにヒットアルバムをリリース。とてもカッコイイ、ツインギターが完成します。グレッグ・リドリーのベースとジェリー・シャーレーのドラムもいい。脱退したピーター・フランプトンはソロになりその後の大成功はご存知のどおりです。ひとまずお互いに結果はよかったのです。

 

その後はやはり時代的に音楽シーンが変化をして商業的な売り方になり、ある意味硬派的なブルージーなバンドは苦労します。スティーブ・マリオットも良質なオリジナルを書きますが、今一つ…1980年代に入り、再びピーター・フランプトンと復活とのミーティングの途中、自宅の火事が原因で天国へ…残念です。その後オリジナルメンバー他が集まり追悼公演が行われてます。火の用心ですね。彼等のようにブギーのグルーブ感をかっこよく演奏するバンドは貴重です。

 

次回はニューヨーク出身、シンガーソングライター「ピーター・ゴールウェイ」お楽しみに。

 

今回オンエア

Hot ‘N’ Nasty

C’mon Everybody 

Sweet Peace and Time  

Get Down To It 

Drugstore Cowboy 

Beckton Dumps

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