大人の音楽堂

大人の音楽堂 ~ういろう、ひねってみました~
毎週土曜日 夕方5:00~5:30

1970年代の音楽番組みたい…アーカイブス的洋楽中心音楽番組

伝説?のロック番組「金夜はロック座」「ジャンキーストリート」から10数年、三度復活!
黒船来航から約170年、ロック誕生65年。
山口放送の膨大な歴史的ライブラリーから山根由紀夫がリアルタイムで観た、聴いた、演奏してきた体験を生かし、制作者側の観点から選曲していきます。
型のエエ(・・)のを伝えていければ…と思います!!

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Michael Schenker Group

2025年09月22日

今回は祝・来日。来年1月にマイケル・シェンカー待望の来日が決定。しかも日本武道館。追加公演も決定。ファンならずとも印象に残るのはやはり1981年の武道館のライブ。MSG(マイケル・シェンカー・グループ)絶好調の時。メンバーはギター「マイケル・シェンカー」、ドラムに「コージー・パウエル」、ベース「クリス・グレン」、ギター&キーボード「ポール・レイモンド」、そしてヴォーカル「ゲイリー・バーデン」。歴代最高と言われる布陣です。

若き時代からいろいろ数奇な運命に振り回されていた孤高のギターヒーロー、マイケル・シェンカーは当時27歳、自身のバンドが完全形態になった頃です。今回はそのライブ音源をオンエア。気難しい性格とかいろいろ言われていますが、それだけ繊細でデリケートなのでしょう。彼の作る曲、メロディーを聴けばよく分かりますね。なんとも言えない、心に伝わるギターフレーズは彼だけの世界観を創ります。起承転結がはっきりしていて、その後のギタリストに大きな影響を与えています。孤高のギターヒーロー、フライング・アロウ、飛翔伝説…

トレードマークのフライングV。古くからある元祖変形ギターです。このギターを愛用するギタリストは多くいますが、このギターを抱えたそのフォームが一番しっくりくるのは、やはりマイケル・シェンカーでしょうね。あえて言うならもう一人はウィッシュボーン・アッシュの「アンディ・パウエル」くらいでしょう。カッコいいギターなので手を出すギタリストは多くいますが、ほとんどがダメですね。フォームがとてもいけません。とても難しいギターです。マイケル・シェンカーの音の特徴はやはりそのフライングVにクライベイビー、そして50wフルテンのマーシャルの組み合わせでしょう。中音域を伸ばす音は最高。現在70歳。過去にいろいろあった方ですが無事にコンサートが成功することを願います。

次回は待望の映画「LED ZEPPELIN BECOMING」公開ということで1969年のLed Zeppelin。お楽しみに。

今回オンエア
Introduction[ワルキューレの騎行]  
ARMED AND READY
CRY FOR THE NATIONS  
INTO THE ARENA   
DOCTOR DOCTOR
ARE YOU READY TO ROCK

 


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