『月と泥棒』
真っ暗闇に忍び寄る、13人の泥棒。でも…お月さまがその町を光照らし、銀のベールで 包みます。町の中も、泥棒達も全部、銀色に染まったので、泥棒達は逃げる道も忘れ、自分たちが泥棒であることも忘れ、町の果てに行きつきます。 銀のベールから外れた時、ハッと我に返る泥棒達。その滑稽な結末に、さらに朝を知らせる鶏が、「コケッコのバカッコとなく」という表現。金子みすゞさんの詩の中でも、とても面白い、絵本にしたくなる詩の一つです。
悪い心も全て、お月さまの美しい光で忘れてしまうという世の中になったら、どんなに嬉しいでしょうか。ぜひ、皆さんの中の面白い泥棒達の姿を描きながら、この詩を味わっていただきたいです。