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THE KENNAI

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酒粕養殖魚?

2021/12/26放送

◆テーマ
 やまぐちほろ酔い酒粕養殖魚
 
◆ご出演
 山口県農林水産部水産振興課 主任 松竹直也さん
 
 
「やまぐちほろ酔い酒粕養殖魚」とは、県が県内養殖業の振興のため、県の名産品である日本酒の酒粕を餌に混ぜて養殖するという新たな発想で開発したブランド養殖魚のことです。この取り組みは令和元年度から開始され、サバ、ウマヅラハギ、アユの3魚種を対象に試験研究を実施しています。第1弾であるサバについて、酒粕を与えることで、身質にうま味成分であるグルタミン酸が多く含まれ、また酒粕と同じ果実香である成分が検出された等の結果が判り、その結果を基に、酒粕の割合や給餌回数の頻度等を示したブランド基準を策定して先月11月20日から道の駅センザキッチンや道の駅阿武町を中心に「ほろ酔いさば」として初出荷・販売を開始しました。販売商品の一例として、ほろ酔いさばの活き造り、刺身・炙定食、〆鯖、握り寿司などがあります。
 
お客さんの反応として「臭みがなく、脂がのって身が甘い、今まで食べたサバで一番」と大変好評を得ています。この好評を受け、来年度の「ほろ酔いさば」の準備も進めており、萩市田万川地区の漁業者が定置網という漁法で獲る小型のサバを養殖業者が買って養殖を開始したところです。地元で獲れたサバが地元の酒粕を食べて大きくなり、地元の飲食店で「ほろ酔いさば」として提供されるという好循環が生まれつつありこの好循環を第2弾の「ほろ酔いうまづらはぎ」や第3弾の「ほろ酔いあゆ」に繋げ、「山口県ならでは」の養殖業を展開していきたいと思います。
 
「やまぐちほろ酔い酒粕養殖酒粕魚」の取組の詳細や「ほろ酔いさば」の取扱店舗について、山口県HPにあります水産振興課のページで紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
 
[お問い合わせ]
県水産振興課(電話番号 083-933-3546)
 
「ほろ酔いさば」については、数量限定で販売しており、販売が終了している店舗があるかもしれませんが、道の駅にお立ち寄りの際には、是非ご賞味ください。