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Linoの音楽でアロハ!

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05月06日更新


2021/05/02 花


GW真っただ中の放送でしたが、皆さんはいかがお過ごしでしたか?
どこか行くにも行きにくい、そんなGWですよね。ストレス溜まっちゃいます…
 
そんな中ではありますが今回は鈴木美穂さんの
 
「花」
 
という曲をおかけしました。
 
この「鈴木美穂」さんですが、1997年ソニーミュージックアーティスツのオーディションを受け、なんと1万人の中から合格された凄い人です。
そしてアルケミーというユニットを組まれた後、数々の賞を受賞されています。また作詞家としても活動されており、島谷ひとみさん、安倍なつみさんなどに提供もされています。
そんな活躍目覚ましい中で、頸椎椎間板ヘルニアの手術のため活動を休止されています。
活動を再開された後、2011年にアルバム「Be for after」をリリース。
現在は私と同じポコチャライバーとしてもご活躍されています。
 
今回はこの「花」という曲を聴いて下さる方の心に少しでも寄り添いたいという想いから、メッセージをいただいております。
 
 
 『花』について
アルバム「Be for after」に収録された曲ですが、
このアルバムは鈴木美穂の〝ベストオブベスト”的アルバムになっています。
全8曲からなるアルバムですが、新譜も含めたラインナップを考える中でも「花」制作にはひとつの目標があり、『ファーストシングル「君のためにできること」を超えるバラードを作る』というのがありました。
アルバム制作は長期的に進めていたので、一番最後になった「花」は、歌詞作りも難航。1冊のノート半分になるくらい書き直していましたが、そんなある日、朝起きると突然真っ直ぐ歩けなくなっていました。
身体が左に左に持っていかれる感覚は気のせいではなく、踏ん張ってもまっすぐ歩けない。内科、耳鼻科、整形外科、心療科、様々行きましたが原因は見つからず、杖をつきながらの生活。おまけに健康診断で若年性緑内障の診断まで出され、当然、アルバム制作もストップせざるを得ませんでした。
歩けない、失明するかもしれない、生きていくことさえままならない私は、その年、予定していた結婚も白紙にしてほしいと伝えたほど、夢も希望も見失っていました。
病院や検査にも疲れて諦めかけた頃、そんな私を見かねた古くからの知人が私を叱り、無理矢理に近い状態で病院に連れて行き、脳神経外科に行ったところ、そこでやっと「頸椎椎間板ヘルニア」が発見されました。
歩けなくなってから7か月半が経っていました。
髄液が半分以上止まっている状態で、すぐに同じ病院の整形外科に案内され、その日から自宅で完全安静するよう言われたほどでした。
頸椎椎間板ヘルニアは簡単には手術に至らないことが多いのですが、手術せざるを得ない状態であること。また、これが原因で歩行困難になっているとは断定しにくく、先生には「正直、歩行が改善される保証はできない。だけど君をこのままにはできない。私達を信じて手術を受けてくれないか。」と言われ、手術することに決めました。
その際、喉元を20cm以上開いて前から脊椎を手術する為、様々な後遺症の可能性があり、同意書の内容はA4の用紙2枚以上に及び細かく書いてありました。その中に「声帯をつかさどる神経を動かす為、変声の可能性あり」という項目もありました。
歌は、もう、潮時かもしれない、と思いました。
でも、これを受けなったら生きていけない。私は歌を諦める結果になっても生きることを諦めるわけにはいかない。そう覚悟して手術に臨むことにしました。
アルバム制作は途中。完成させたかった。せめて、この曲だけは形にしたい。
その思いから、自分を奮い立たせるため、「歌えるようになるために」と、自分に向けて書いたのが『花』でした。
歌詞が完成したのは入院3日前。どうしても、歌いきれなくてもいいから、今、仮歌を残しておきたくて、無理を承知でお願いをし、入院1日前、1テイクだけ、という約束をして、仮歌レコーディングをさせてもらいました。
頸椎の椎間板を取り出し、骨盤からカットした骨を移植する6時間半の手術も無事に終了し、バンド仲間や関係者にも励まして頂きながら、音楽に詳しい理学療法士の先生にも助けられ、半年後、復帰。
『花』の本歌レコーディングの最初のテイクが歌い終わった時、関係者は涙して「おかえり」と言ってくれました。
その後、ゆっくりとアルバム制作も再開。
全8曲の歌声は「手術前」と「手術後」、
BeforeとAfterの歌声が1つのアルバムに入ることになりました。
まだ続くことができる未来を信じて
そこから『Be for after』というアルバムタイトルにしました。
このアルバムは2011年の発売で10年前の作品です。手術を経て、その後の環境の変化もあり、このアルバムも曲たちも私自身が過去のものにしてしまっていました。
ですが、昨年秋、音楽を中心に生きたいと改めて決意し、コロナ禍も踏まえ、ポコチャでの配信からスタートしようと思い、今に至ります。
手術から10年経って、やっと少し大丈夫だと思えるようになったのは大きなきっかけです。『花』が聴いてくださる方の心に少しでも寄り添い力になることを信じて歌っていきたいと思います。
このような機会をくださり、ありがとうございます。
                         2021年4月14日
                            鈴木美穂
 
 
以上が鈴木さんからいただいたメッセージです。
ネットの検索で「鈴木美穂 歌手」を入力していただくとブログなど出ていきます。
https://ameblo.jp/suzukimiho/
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これからもぜひ鈴木美穂さんの応援、よろしくお願いします。

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