ハワイへと、海を渡ったのは周防大島のフラガール。
ハワイで暮らし、学び、歌い、舞って、ふるさとの島に今以上、たくさんのフラの花を咲かせようと思っています。
周防大島出身の野口のあさん(21)は、一昨年(2021年)の夏、ハワイ・カウアイ島へと渡りました。
フラのための留学は、のあさんが10年前から抱き続けていた大きな夢です。
保育園の時、フラに夢中になったのあさんのために、かつて町役場でハワイとの交流事業に携わっていた祖父は島の子どもたちを集め、小さなフラチームを結成、母や弟もチームに加わり、練習を続けてきました。
フラの振り付けには決まりがあり、腕と指先の動きで歌詞の内容を表現します。
かつて文字を持たなかったハワイの人たちにとって、フラは言葉を超えた大切な表現方法だったのです。
だからこそ、ハワイの歴史を、文化を、空気を、肌で感じたいと考えたのあさんです。
周防大島からはかつて出稼ぎのために大勢の島民が移民としてハワイへと渡りました。
いま、移民の子孫たちが生活するカウアイ島で暮らすのあさんは、島同士の結びつきの意味を改めて考え始めています。
幸せフラガール
2023年3月19日(日) 午後3:00~3:55