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OZZY OSBOURNE

2021年08月02日

私が割と真剣にBANDを始めたのは22歳、1981年の夏頃だったと記憶します。それまでは「かくし芸的」に適当にギターを弾いていた下手っピーでした。手が長い、背が高いということでBASS担当に引っ張られ…おかしな日々を過ごすというか、変なことになってしまいました。それまではひたすらROCKを聴きまくり、毎月「MUSIC LIFE」を楽しみにしていて、渋谷陽一さん等のラジオを聴いて、たまにコンサートに行く…そんな感じでした。
その少し前、時代は1980年に入り、大好きなハード・ロックやプログレはそれまでの勢いが後退して、ディスコ・ミュージックやニューウェイブが幅を利かせてきたころ、元ブラックサバスのオジー・オズボーンが初のソロアルバム「ブリザード・オブ・オズ 血塗られた英雄伝説」がリリースされました。正直、ブラックサバスはそんなに聴きこんでいませんでした。なんとなくブラックサバスは他のバンドと比べとっつきにくかったというのが正直なところですね。その良さを自分なりに理解したのは随分と後でした。
 
さて、ハードロック史に燦然と輝くこのアルバム、それまでのオジーよりもスピードとキャッチーさが前面に出て非常に聴きやすい。しかも「ランディ・ローズ」の登場であります。この方1982年飛行機事故で亡くなりますが、生きていたらどんな名曲を生んだのだろうか…、ランディ・ローズとジミ・ヘンドリックスがもう20年生きていたら…、そんなことを思います。オジー・オズボーンとの2枚のスタジオアルバムはとても貴重な作品ですね。新しいギタースタイルを構築した素晴らしい作品であります。当時のギター小僧は教科書のように聴きまくって腕を磨いたと思います。まさに伝説、レジェンドなのであります。
 
オジーの特長として「ランディ・ローズ」「ジェイク・E・リー」「ザック・ワイルド」等。それまで十両クラスのギタリストを横綱レベルまで持ってくることでしょう。ファンとしてはとても嬉しいことです。時代は世界的に好景気になったことも手伝い、NWOBHM(ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタル)ブームを皮切りに、LAメタル等、ハードなバンドが次々にシーンに登場。メタルブームが来ます。しかし、オジー・オズボーンがメタルかと言えば、そうではないと強く思いますね。細かくジャンル分けをすることはナンセンスだと思いますが、オジーとランディの2枚のアルバムがそのシーンに貢献したのは非常に偉大なことですね。引退を宣言されたようですが、2020年リリース最新作「Ordinary Man」は素晴らしい出来です。強烈な存在感を見せつけられました。凄いですよ、この方…。
 
次回は1972年の8月、あまりにも有名なライブ盤、第2期DEEEP PURPLE。改めてその凄まじいアンサンブルを楽しみましょう。
 
 
【今回オンエア】
Over the Mountain
Goodbye to Romance 
Mr. Crowley
Crazy Train
Bark at the Moon 
Diary of a Madman 

 

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