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BLACK SABBATH 1997

2025年03月10日

私たちの世代のハードロックファンとしては、その手のサウンドを聴き始めた頃(1972年くらい)ブラックサバスの優先順位は少し後というのが正直なところです。やはりレッド・ツェッペリン、ディープ・パープル、グランド・ファンク・レイルロード等々、そこにプログレやエリック・クラプトンにジェフ・ベック・グループ等々が優先で、ブラックサバスはラジオでオンエアされるのも少なかったと思いますね。やはり彼等のイメージに当時の日本ではまだまだついていけなかったと思います。今1971~1972年辺りのアルバムのライナーノーツを読んでも、評論家という方はなんとなくちんぷんかんぷんな事を書いてます。まぁそれも歴史です。
 
個人的に聴きこんだのはオジーがソロになってからですね。ロニー・ジェイムス・ディオが加入して様式美が加わったサバスから…それまでは代表曲くらいしか知らなかったので、オリジナルメンバー時の作品を聴きまくってその凄さに驚きます。イアン・ギランが加入した時もありますね。
 
ホームビデオが出た頃ブラックサバスのソフトを友人が購入。なぜかオジーはステージ上手で踊りながら歌っていてなんか不思議な気がしたのを覚えています。とにかく魔界をイメージさせるサウンドは後のその手のミュージシャンに大きな影響を与えました。
 
さて今年の7月に彼等の出発点、故郷のイギリスはバーミンガムで本当にラストとなるオリジナルメンバーでのコンサートが予定されています。大魔王大復活的な感じですね。これはハードロックの大きな1ページになることは間違いないでしょう。オープニングにはガンズ・アンド・ローゼズ、メタリカ等々ビックネームが名を連ねています。おそらく日本からも熱心なファンは行くことでしょう。オリジナルブラック・サバスのサウンドはなんとなくシンプルな構成というイメージがありますが、とんでもない、独特なリフとヘヴィーなリズムにオジー・オズボーンの分かりやすいメロディー…とにかくヘヴィーなのであります。歌詞をみてもなんとなく文学的な感じもします。確かに悪魔の世界ですが…
 
今回は「リユニオン」、1997年のライブから代表曲と当時のスタジオレコーディング2曲をセレクト。さすがです。トニー・アイオミ、ギーザー・バトラー、ビル・ワードそしてオジー・オズボーン。この四人の名前を聞くだけで嬉しくなりますね。ハードロックにおいて絶対的な存在ということは言うまでもありません。是非とも動画をデカい音で楽しんでいただきたい。
 
次回は映画「名もなき者」が大好評とのことで、ボブ・ディランの有名どころのカバー集です。お楽しみに。
 
今回オンエア
SABBATH BLOODY SABBATH
IRON MAN  
PARANOID
PSYCHO MAN 
SELLING MY SOUL

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