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King Crimson

2025年03月03日

プログレッシブ・ロック、旋律の美しい曲…結局初期の「クリムゾンキングの宮殿」「ポセイドンのめざめ」になってしまいましたが、やはり素晴らしい曲だらけですね。オンエアでも話しましたが中学時代から聴いていても全く飽きない。フルートとメロトロン、そして個性的なドラムと歌がたまらんですね。1969年のファーストアルバムは当時のロックシーンに衝撃を与え、The Whoのピート・タウンゼントは「完璧なアルバム」と評しています。スローテンポの中に幻想的世界観を感じ、バンドとしてのアレンジとアンサンブルの素晴らしさ。初期にして頂点に達しています。イアン・マクドナルドとメル・コリンズによる大胆なフルートの活用。そしてメロトロンが奏でる何とも言えない空気感の演出。
 
この時代、シンセサイザーは一般的ではありません。鍵盤ひとつひとつにあらかじめ楽器等の音色が録音されたテープがセットされていて画期的…それがメロトロン。シンセサイザーの登場、進化によりメロトロンは姿を消しますが、その存在はロック史に刻まれています。
 
アナログなので空気が揺れていることに気づくことでしょう。左右に振られた音は大きなステレオもしくはヘッドホーン等で確認できます。バンドメンバー間のいざこざが残念でしたがこの2枚のアルバムは傑作中の傑作であることは間違いないですね。
 
次回は今年7月5日に故郷バーミンガムで本当に本当のオリジナルメンバーでのライブパフォーマンスが決定したブラックサバスです。元祖ヘヴィメタ…お楽しみに。
 
今回オンエア
I TALK TO THE WIND   
CADENCE AND CASCADE 
IN THE WAKE OF POSEIDON
MOONCHILD

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