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FACES

2024年10月28日

フェイセズ。ロックバンドはこうでないというスタイルのバンドです。グルーブのかたまりです。カッコいいとは彼らの事。ロック・ミュージシャンはいろんなことを考えて曲を作るのですが、彼らは感性を優先しているのです。憧れますね。おそらくライブ後には派手な打ち上げパーティーの連続だったかも?繊細なロニー・レインには厳しい毎日だったでしょうが、デリケートな曲とストレートなロックンロールは聴く立場からは嬉しい。
 
若き日のロッド・スチュワートのヴォーカルが今となっては新鮮ですね。ジェフ・ベック・グループ脱退後にロン・ウッドと共にスティーブ・マリオットが抜けたスモール・フェイセズに加入。ジェフ・ベック・グループではベーシストだったロン・ウッドはギタリストとして新たにスタートします。このフェイセズ、ローリング・ストーンズやザ・フーといったイギリス代表格のバンドほどは人気はありませんでしたが、シンプルでルーズなロックンロールとブリティッシュ・トラッド・フォークの香りプンプンといったあたりが魅力です。細かいことはいい、とにかくロックンロール。まだ若い部分が大きな魅力です。
 
サウンドの中心はリーダーでベーシストのロニー・レイン。三大ギタリストが集結した伝説のロニー・レイン・アームズ・コンサートのあの人です。ロッド・スチュワートが加入後にもソロ活動をしていたためかフェイセズの人気はうなぎ登り…なんとなくバンドはロッドが中心になっていきロニー・レインはバンドを脱退。新たにソロ活動をします(これが最高)。しかし難病になり思うように活動できなくなります。とても残念です。彼はミュージシャンズ・ミュージシャンというかとてもいい人だったようです。みんなにモテたのです。
 
ロニー・レイン脱退後の後任はなんと日本人「山内テツ」。フリーのベーシストとしてイギリスで活躍。フェイセズのメンバーやイギリスのミュージシャンに気に入れられました。私の最も好きなベーシストが山内テツです。少しジャンルの違いがありますがマーク・ボラン的なロックの問答無用なスタイルがフェイセズです。
 
次回はLED ZEPPELINの後期のあの曲をオンエア。お楽しみに。
 
今回オンエア
CHINDY INCIDENTALLY いとしのシンディ  
OOH LA LA  
SWEET LADY MARY
STAY WITH ME 
POOL HALL RICHARD  玉突きリチャード
LOVE LIVES HERE

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