ちひろとみすゞTime

ちひろとみすゞの朗読Time

8月3日にご紹介した金子みすゞの詩

『蝉のおべべ』
蝉の抜け殻、時々道端で見たりしますが、その抜け殻を蝉のおべべとして童謡の世界が広がる金子みすゞさんの心の広がりは、夏休みの子どもたちにもとても良い眼差しですね。そして、その大人が思いもしないことを想像する子ども心を、しっかり受け止めて、またそこから想像の世界を広げてあげられる大人でありたいなと、この詩のように素敵な会話が出来る大人だったらいいな、と思います。
 
『蝉しぐれ』
蝉は、雄しか鳴かないのをご存知でしょうか。雄が雌に対して自分の存在をPRしている鳴き声だそうです。なので、あの蝉しぐれの鳴き声は、大きな大きな求愛の声なんですね。そう思うと、蝉しぐれの響きも、違った味わいになってきますね。

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