ちひろとみすゞTime

ちひろとみすゞの朗読Time

7月6日にご紹介した金子みすゞの詩

『七夕のころ』
賑やかで華やかな色合いの七夕。でもみすゞさんさんは、その中のさみしさ、静けさに心を傾けています。賑やかに過ごしている中にも、心さみしい思いの存在もいる。やっぱりこれが、金子みすゞさんの眼差しの温かさ、優しさですね。

『七夕の笹』
この詩もまた、ちょっと切ないお話。みすゞさんは七夕にはいつもさみしい気持ちを抱いていたのでしょうか。もしかしたら、2歳の時に満州で亡くなったお父さんへの思いも、重なっていたのかもしれませんね。一年に一度会える織姫と彦星。一年に一度も、もう会うことが出来ない自分のお父さん。子どもの頃の小さなみすゞさんの思いに、心が傾きます。

月間アーカイブ