ちひろとみすゞTime

ちひろとみすゞの朗読Time

3月16日にご紹介した金子みすゞの詩

『赤い靴』
 金子みすゞさんの春の詩の中でも、特に私が大好きな詩なんですが、春が来る喜びと、歩き始めたばかりの「坊や」が一歩、二歩、歩いては笑う、そのお母さんの喜びが春の喜びと重なる素敵な詩です。春が来た、という言葉だけでもなんだか嬉しくなる私たち。四季があるって、いいですね。
 
『仲なおり』
 けんかをした女の子二人。でもげんげ(れんげ)の花を摘んでいたら、向こうに相手の女の子もいて、そのげんげの花が嬉しくて、つい微笑みます。その笑みにつられてこっちも笑う。すっかり、けんかした心は仲直りするんですね。お花は私たちの心をほぐしてくれる、やさしい存在。春はいろんなお花に癒される、うれしい季節です。

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