ちひろとみすゞTime

ちひろとみすゞの朗読Time

1月19日にご紹介した金子みすゞの詩

『雪』

 この詩は、小鳥が亡くなってしまったところから話が始まります。悲しみの中にも美しさがあるこの詩の世界。自然界の描写が見事です。
 自然界の風景の中に、人間の住んでいた家が出てきます。よく自然の美しさを表現するとき、人工物は出てこないことが大半です。でも、みすゞさんは、美しい世界にも人間が作り上げたものを仲間に入れているのです。そこに感動しました。
 人間も自然界の一員なんですね。一緒に生きている、一緒にこの世界を生きているんですね。

月間アーカイブ