ちひろとみすゞTime

ちひろとみすゞの朗読Time

11月10日にご紹介した金子みすゞの詩

『花のお使い』
 秋の花と言えば菊。それをおばさんの家へ持っていくお使いの女の子。綺麗な菊を持っている自分が、とっても綺麗に映ることが嬉しい様子です。お花はいつも、私たちを癒してくれて、いい気持ちにさせてくれる。お花って、優しいですね。
 
『栗と柿と絵本』
 この詩もまた県外に住むおじさんおばさんが登場します。山や里から送られてくる小包には、荷物の中に一緒に松葉や小蟻が入っていて、でも町の本屋であるみすゞさんのお家からの小包には絵本の他には何も入ってない。それをさみしく思うみすゞさん。自然の豊かさに私たちは心が癒されることを、さりげなく伝えてくれています。忘れかけていること、大切なものを見失いがちなことを、みすゞさんの詩はいつも優しく伝えてくれます。

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