ちひろとみすゞTime

ちひろとみすゞの朗読Time

10月20日にご紹介した金子みすゞの詩

①『栗』
 金子みすゞさんもきっと栗が大好きだったんだろうなって思う詩です。栗が早く木から落ちてほしい気持ちの描写が可愛く、おとなしくいい子にしていると願いが叶うかも、という純粋な子どもの姿。ほっこりする詩です。
 
②『露』
 思いやりの心溢れる素敵な詩です。人が大切にするべき「思いやり」の心の物語が、お庭のお花、蜜を吸う蜂、その周りを囲む存在で構成されています。
 噂話の広がり方は、意図しない形で伝わるものです。そして現代はインターネットでの拡散が激しい時代。特にその広がり方には、見えない誰かへの思いやり、配慮はとても大切ですね。そこには「想像力」が必要です。金子みすゞさんの詩は、想像力を養うには最高の教材とも言えるでしょう。

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