ちひろとみすゞTime

ちひろとみすゞの朗読Time

10月13日にご紹介した金子みすゞの詩

①『輪まわし』
 今年は11月下旬ごろまでの2か月弱、「地球の月が2つになっている」そうですが、それに似たようなおもしろい天体の詩です。みすゞさんが生きた時代に、もうこのような天体をテーマにした詩を作るとは、それほど好奇心も強く、いろんな本を読んでいたのがわかります。今みすゞさんが生きていたら、月が2つの天体ショーをどんな言葉で表現したでしょう。それを想像するだけでも、みすゞファンの心は踊ります。
 
②『見えない星』
 その「2つ目の月」は肉眼では見えないほどの、幅10メートルという小ささ。このみすゞさんが描く見えない星です。見えたほうが嬉しいだろうにと思いがちですが、みすゞさんは言います。見えたくない、隠れていたい魂もあると・・・。そうした心も大切に見つめていたい、寄り添いたい、そんな優しい気持ちになる作品です。

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