日本民間放送連盟賞の全国審査において、山口放送が制作したテレビドキュメンタリー番組およびラジオCMが、3部門で優秀賞を受賞しました。
〇テレビ報道番組部門 優秀
「侵略リピート」
〇特別表彰部門 青少年向け番組 優秀
「KRYさわやかモーニングSP 50センチの温もり ~道下美里13年の記録~」
〇ラジオCM部門 優秀
「西京銀行 やまぐち応援マイカーローン/「名前」篇・20秒」
令和4年5月21日(土) 10:30~11:25放送
テレビ報道番組部門 優秀賞
ロシア軍のウクライナ侵略では、多くの市民が傷つけられ、略奪、殺人、性暴力など戦争犯罪の報告もあります。先の大戦では、日本軍にも同じようなことがありました。大陸を侵略した元日本兵の中には、自らの加害行為を悔やみ続ける人々がいます。敗戦直前、日本は逆にソ連軍から侵攻されます。日本の統治下にあった北朝鮮と満州では、多くの日本人女性が性暴力の被害を受けました。当事者の証言を軸に、戦争というものがもたらすものを、今一度考えたいと思います。
(評価された点)
「日本の加害実態を語らせた冷静さが特筆される。支配する側とされる側が一瞬で入れ替わる経験をした人々の心の痛みと葛藤を抉り出した番組」として評価されました。
令和4年5月21日(土) 13:55~15:05放送(再放送)
特別表彰部門 青少年向け番組 優秀賞
下関市出身のブラインドランナー道下美里さん。レース中は、「絆」と呼ばれる50センチのロープで伴走者とつながります。「右に曲がります、水があります」「すみません、前を開けてください」。ロープから伝わるのは、伴走者の温もりや、やさしさ、そして勇気―。その温もりを力に替えて、42キロを走り抜きます。美里さんの支えは伴走者だけではありません。少しずつ視力が弱まり、生きる希望を失いつつあった美里さんを、母が、父が、姉が、そして夫が支え続けました。山口放送では、美里さんがマラソンを始めた頃から密着取材を続けてきました。全てをかけて大舞台に挑んだ道下さんの13年の記録です。
(評価された点)
「美里さんの笑顔、前向きな姿が多くの人々に勇気と感動を与える番組。番組の構成も素晴らしい」と評価されました。
CM部門〔ラジオCM第1種(20秒以内)〕 優秀賞
山口県の石川さんは大丈夫だが、石川県の山口さんは断られる。聞いていると混乱してしまいそうな、山口県民だけが申し込めるマイカーローンのCMです。
(評価された点)
「山口県民の味方であるという企業の姿勢が存分にアピールされている」と評価されました。