鋳物(いもの)って、ご存知ですか?
熱で溶かした金属を「型」に流し込んで作るもの。
防府市は昔から鋳物作りが盛んな土地だったそうです。
「鋳物師町」という地名も残っています。
防府天満宮にやってきました。
参道から左手、「うめてらす」の奥に素敵な古民家があります。
ここに4/29にオープンするのが「長州鋳物記念館」です。
鋳物製品や鋳物作りの道具を展示し、
体験コーナーも設けられます。今、鋭意準備中。
松村憲吾さんは、江戸時代から200年続く鋳物職人の家の八代目。
「技術の継承が危ぶまれている今だからこそ、鋳物のことや、
防府に息づく歴史を多くの人に知ってもらいたい!!」
と熱い思いです。
松村さんの取り組みに賛同した天満宮や同業関係者、
地元高校生、地域の方々の協力があります。
資金の面では、全国の人から寄せられた「ふるさと納税」が
開設資金の一部に充てられています。
私は体験コーナーをリポートさせていただきました。
自分でデザインした錫(すず)のコースターです。
砂を固めて型を取り、溶かした錫を流し込んで作ります。
初めて知る世界はとても楽しかったと同時に、
物作りの苦労の一端を味わいました。
錫という金属はやわらかいのが特徴。
コースターだけでなく、曲げてお皿にしても良い感じです(≧∀≦)
私達の生活の様々に役立っている鋳物。
貴方の周りにも沢山ありますよ。
ちなみに、防府天満宮の参道の写真↑にあった鳥居や扁額も、
本殿前に鎮座する大きな牛も鋳物なんですって。