防災士
2009年9月24日 カテゴリ:お天気や
こちら、300ページ以上もある分厚い冊子。
この中に、防災の極意が詰まっています。
先日17日、ラジオ「おはようKRY」防災節目の日の中で
報告させて頂きましたが、
私、この夏、「防災士」の資格を取得致しました。
なお、防災キャスターの中谷アナウンサーも、同時に取得しました。
防災士とは、端的に言えば、
防災に関する意識・知識・技能を有する、
と認定を受けた人のことです。
※テキストより
いざ、災害が発生した時に、行政からの支援が来るまでの間、
家族や隣人を、いかに助けていくのか、
また、災害から身を守るために、
普段からどのように防災の啓発活動を行っていくのか、
その際の活躍が、防災士に期待されています。
ラジオの番組の中でも、話させて頂きましたが、
気象予報士の役割の1つに、的確な気象情報を提供することで、
人間の命、財産を守る、という使命があります。
(09.7.28のブログ参照)
今年は山口県で豪雨災害、という大きな災害がありましたが、
天気はほとんどの場合は穏やかな一方、
いきなり人間に牙をむくことがあります。
そんなとき、出来るだけ事前に天気を予測して、
危険から身を守るための情報を提供することが、
気象予報士に求められます。
しかしながら、いくら的確に天気を予測しても、
それが身を守る行動に繋がっていかなければ、意味はありません。
そこで、気象情報を防災情報として、
皆さんに受け取って頂けるよう
気象予報士のステップアップとして、防災士にチャレンジしました。
防災士は、冒頭で紹介した、分厚い冊子を読み込むことに加えて、
3日間に渡る講習を、みっちり受講します。
8月に宇部市で、その講習が行われ、
100人以上もの人が受講していました。
講習のあと、防災士の試験があります。
試験、と聞くとドキドキしてしまいますが、
しっかり冊子を読んでいれば難しいことはなく、
今回の講習を主催した方によると、
受講した方全員、きちんと合格したそうですよ。
なお、来年も秋に、宇部市で防災士の講習が
予定されているそうです。
防災について、しっかり学びたい方は
ぜひ、受講してみて下さいね。
講習を受講してみて、
いざというときに、自分や大切な人の命が
守れるかどうかの分かれ道は、
いかに普段からの心がけ、
そして正しい知識が必要か、ということを感じました。
普段の天気予報コーナーの中でも、機会があるごとに
皆さんに、いつか役に立つ防災の心得、知識を
お伝えしていきたいと思います。
今後の私の天気予報コーナーに、ぜひ、ご期待下さい!
きょうの「リアルタイムやまぐち」と
あすの「さわやかモーニング」の天気予報コーナーでは、
防災について、今一度、考え直す時間にしたいと思います。
10年前の出来事を覚えていますか?
詳しくは番組の中で。