気象台に行ったんだい!
2007年11月30日 カテゴリ:お天気や
山口県の県庁所在地は山口市なのに、
なぜ、山口県の気象台は下関市にあるのか、知っていますか?
昔は船が重要な交通手段で、
海上の悪天候による被害を抑えるのが
天気予報の重要な役目でした。
そのために、気象台は港などの施設の近くに作られたのです。
気象台の土地や施設を、
海の近くに住む船主が提供することもあったそうです。
下関地方気象台の歴史は、
全国的にも古く、1883年から観測データがあります。
その気象台に、先日、日帰り出張してきました。
普段、電話で気象台の方にお話を伺うことは、度々、ありますが、
実際に足を運んだのは、初めて。
地図を片手に、JR下関駅から歩いて5分…
冒頭の歴史背景を象徴するかのように
下関地方気象台は、下関港国際ターミナルの近くにありました。
ただし建物は現代的。
下関地方合同庁舎の5階にあります。
出張先での私の仕事は、気象台の職員研修の講師!
私なんかよりも気象知識に関してはベテランの皆さんを前にして、
恐縮、緊張の連続でしたが、
この日のために入念に準備した資料を武器に、
テレビやラジオの天気予報についてや、予報の伝え方についてなど、
私の普段の仕事内容を、お話ししてきました。
(その資料の一部が、こちら)
とりあえず、無事に終わってホッ。
一方で、私の方も、せっかくの機会なので、
気象台の予報作業現場を見学。
写真は撮れませんでしたが、
様々な機器が並んでいて、さすが国の防災機関、という感じでした。
気象台の建物の中は、
こういった機会がないと見学は難しいのですが、
建物のそばのアメダスは、いつでも見学可能ですよ。
降水は、こんな機械で計ります。
積雪は、えっ、こんなもので計るの!?
下関に足を運んだ際は、ぜひ、ご覧あれ。