2011年10月 アーカイブ

秋の雲

2011年10月14日 カテゴリ:お天気や

ここ最近、天気コーナーの中で何度も言っていますが、
秋は雲の姿が美しく、個人的には一番、空の見飽きない季節です。
そんな中、チームやまぐちが躍動した山口国体期間中、
青空のグラウンド上でも、たくさんの秋の雲が躍動していました。
今朝のさわやかモーニングでは、
山口国体期間中に皆さんから頂いた秋の雲のリポートを
たくさん紹介させて頂きました。
 
秋の雲には、いくつかありますが、
代表的なものの1つが、青空のキャンバスに
刷毛でサーッと描いたような細い雲。
「巻雲(けんうん)」別名、すじ雲やはね雲などと呼ばれる雲です。
yamamoto_111014_1.jpg
 
雲の正体は、上空10キロ以上という高いところに浮かぶ氷の粒で、
上空の強い風で流されながら蒸発することで、
細い糸のような雲になります。
 
そして、小さな小石を規則正しく並べたような雲。
「巻積雲(けんせきうん)」、
うろこ雲やいわし雲などとも呼ばれます。
yamamoto_111014_2.jpg
 
この雲が出ると釣果が期待できる、という声も…。
 
さらに、巻積雲の雲の塊が少し大きくなったのが、
「高積雲(こうせきうん)」、
ひつじ雲やさば雲などとも呼ばれる雲です。
yamamoto_111014_3.jpg
 
山口国体が開幕した今月1日は、
本当に見事なひつじ雲が、開会式の感動に花を添えました。
 
実は、このような美しい雲が現れやすい期間は、あまり長くはなく、
冬の気配が見え始める11月になると空の主役は秋の雲から、
綿状や鉛色の雲へとバトンタッチが始まります。
ぜひ、今しか楽しめない秋の芸術作品に、しっかり注目しましょう!
そして、秋の空は、ぜひ写真に収めて
tenki@kry.co.jpへのリポートも、ヨロシクお願いします。
 
さて、雲といえば、ただ今、こんなものを準備中です。
yamamoto_111014_4.jpg
 
今月30日(日)に、防府市青少年科学館ソラールで
小学生を対象にした、私が講師を務める、
お天気講座が開催されます。
テーマはズバリ「雲博士になろう!」
この中で参加者の皆さんに、これ一冊で雲博士になれる
“虎の巻”を差し上げる予定です。
興味のある方は、ぜひ、参加頂けたら幸いです。
定員があるようなので、参加申し込みはお早めに!
問い合わせは「防府市青少年科学館ソラール」
電話 0835-26-5050へ!