今の熱気をそのままに…
2011年10月12日 カテゴリ:ダメだコリャ
おいでませ!山口国体全日程が無事終了、悲願の天皇杯獲得。
会う人会う人「良かったね~」という挨拶が飛び交う。
山口県内がこんなにも祝福ムードに包まれるのは
ホント久しぶりのことだ。
選手・監督はもちろん、協会関係者、家族・親せき、ご近所さん、
そして応援してきた山口県民、誰にとっても嬉しい知らせ。
競技に直接かかわってきた選手や監督は、
大きな役割を果たせたと胸をなでおろしていることであろう。
本当に感謝感謝である。
運営してきたスタッフ、おもてなしをしてきたボランティアの
皆さんも、無事、笑顔で各選手団が岐路についたことで
ほっとしていることだろう。
この度の天皇杯獲得。
優勝・準優勝ラッシュが高得点につながり、
チームやまぐちに勢いをつける働きを果たしたのは言うまでもないが、
今回は7位8位と言った入賞も数多くとった。
この小さな積み重ねも大きかったのではないかと思う。
48年前の山口県は、翌年に東京オリンピックを控え
強化していた東京に0.4点差で2位。
ただ、地方の山口県が大都市東京に肉薄したこの成績も評価できる。
そして48年後の山口県は、2年後に国体を控えている
東京を破って天皇杯獲得。これも価値がある。
もうひとつ。
チームやまぐちのために県外からやってきた
選手の受け皿になった団体や企業・学校にも感謝したい。
なでしこジャパンのようにプロスポーツの選手ですら
支える体制が不十分で苦労が多い日本のスポーツ界の中で、
アマチュアスポーツを続けるのは相当な苦労であろう。
それを精神的にも収入的にもバックアップをしてくれている
団体や学校や企業には頭が下がる。
きっと、この方たちが受け入れてくれたトップアスリート達は、
山口国体での得点以上に多くのものを
山口県にもたらしてくれていることと思う。
この山口国体をどう今後につなげるか。
かつて2001年の「山口きらら博」で
ダンスの魅力に目覚めた一般市民が、
2006年の「国民文化祭やまぐち」で新たなものに挑戦し、
今回の山口国体の開会式で10年間の集大成を披露した…。
こんな未来の繋がり・広がりが各方面であることを願う。
国体の成績が目標になってさらに競技人口が増えたり、
活躍した選手が指導者として山口で新たなスタートを切ったり、
各地で蒔かれた種は必ず花開くはず…。
まずは、22日(土)からの「おいでませ!山口大会」。
今の熱気をそのままに繋げたい。