負けられない闘い
2011年1月27日 カテゴリ:ダメだコリャ
それは「絶対に負けられない闘い」。
30日に迫った中国山口駅伝競走大会。
午前9時半に宇部市役所前をスタートして
阿知須・小郡・山口・防府を経由して
周南市役所までをタスキでつなぐ7区間84.4Kmのドラマ。
一般・郡市・高校の3つの部門に分かれて争われるが、
区間と距離は全く同じ。
と言うことは、実業団で活躍する日本のトップランナーから、
若い高校生ランナー、地域を代表する走るのが大好きな
おじさんランナーまでが同じ距離・同じ区間で争うという
他の駅伝では見られない魅力がある。
ランナーたちは、ライバルとの、過酷な自然条件との、
そして自分との闘いであるが、
ラジオ実況放送の第1放送車のスタッフにとっては
「トイレとの闘い」でもある。
先頭を追いかける第1放送車は、朝8時半に乗り込んだら
番組が終わるまで降りられないし止まれない。その間6時間半。
したくなったらどうするのか?
「我慢」である。
かと言って実況担当の僕は、乾燥した空気の中喋り続けるので、
水・お茶をどんどん飲む。
例年、放送が終わるまでに500mlペットボトル3本は飲んでいる。
だからパンパンに溜まる。
「カイロをお腹に貼って温めるとトイレは遠くなる」という
ドライバーさんのアドバイスにより、これまで尿意に屈した事はない。
ただ、毎年最終7区は壮絶な闘いが中継車で繰り広げられている。
CMに入ると「ああ~来た、尿意!!う~ん、したい・・・」と
尿意が攻めてくるが、そこを我慢。
CMが終わり実況し始めるとランナーに集中するので尿意を忘れる…
その攻防の繰り返し。
何とか凌げているのも、それだけレースが白熱している証拠なである。
週間予報を見ると、今大会は、大寒波襲来の恐れ。
冷え込めば尿意は増していくだろう。
でも「絶対に負けられない、負けてはいけない闘い」なのだ。
予報が大外れして、絶好の駅伝日和でランナーたちの真っ向勝負を
見たいものだ。
第74回中国山口駅伝は30日(日)午前9時半号砲。
放送は30分前の9時からスタート!!
ラジオで沿道で、車の中で、ランナーたちのスピードを
体感して下さい!!