防府読売マラソン

2010年12月20日 カテゴリ:ダメだコリャ

バトオチル三度目の正直、防府読売マラソン悲願の初優勝!!
 
第41回防府読売マラソンはモンゴルから参加の
セルオド・バトオチルが優勝。
初出場の08年は前半飛ばし過ぎて失速6位、
09年は自重しすぎた結果の失速7位という
悔しい経験を経て今大会初優勝。
努力を続ける彼に二度あることは三度なく、
嬉しい三度目の正直だった。
今朝のさわやかモーニングで見た
「優勝の証・月桂冠を息子さんにかぶせるパパの姿」は
何とも微笑ましかった。
前日に8才の誕生日を迎えた息子さんに最高のプレゼントだったろう。
 
「かっこ良い父親の勇姿を見せる」
 
昨日引退レースとして防府に臨んだ中国電力・梅木蔵雄選手も
その一人。
光市浅江中学から始めた陸上人生23年間の集大成の走り。
2才の息子さんに見せる現役最後の勇姿。
レースは中盤から先頭集団から遅れたものの、
最後まで諦めずに完走。
これまでお世話になった地元山口県の方々に感謝の意も込めた
ラストラン。どんなにきつくてもやめない。かっこ良い。
そして、ゴール後、油谷・尾方・佐藤五輪トリオを始めとする
仲間たちによる「卒業式」が行われたと聞き、
中国電力のチームの絆の太さを感じた。
そして、今大会、待ちに待った新星ランナーの登場。
優勝したバトオチルに終盤まで食らい付いた
スズキ浜松ACの伊藤太賀選手24才。
経験豊富なバトオチルが振り切ろうとしても
後ろにぴったりとつくという技と粘りの走りを展開。
自己記録を5分19秒も更新し2位に入る見事な走りだった。
聞くところによると名前の太賀の由来は寅年生まれで
「タイガー」からだとか。
その寅年年男2010年を締めくくる防府で飛躍の走りを見せた。
 
今年もさまざまなドラマが随所で見られた防府読売マラソン。
来年は新しいコースになる。どんなドラマが生まれるのか
今から楽しみだ。