NO.187 高橋家の宝くじ

2010年5月21日 カテゴリ:ダメだコリャ

水曜日の熱血テレビのゲスト
「宝くじ研究家」山口旦訓さんの話にスタジオ全員が注目した。
我々アナウンサーだけでなく、カメラさんやディレクター陣も
リハーサル時から食い入る様に
山口さんの買い方のコツを聞いていた。
まぁ、それだけ誰もが一攫千金を夢見ているのだろう・・・。
住宅ローンを返し、賃貸経営で月々お小遣いが入ってくる
悠々自適な生活…
駅前にもマンションを一室持って…ええのう~。
 
そう言えば、僕が中1の時の年末ジャンボ、
高橋家は10万円当たったことがあった。
もう25年も前の事。
その年、庭に植えている金柑がいつも以上に多く実が生ったらしく、
親父が「胸騒ぎがする」からと僕に買って来させた。
「僕が買ってくるんだから当たったら半分頂戴ね」
と言って買ってきた。
そのジャンボが10万当たったのである。
胸騒ぎ的中。大工の親父は一度した約束は絶対に破らない。
半分の5万円で18段変速ギアの自転車を買って貰った。
いわゆるドロップハンドル、つま先しか届かない26型。
カッコ良かった、嬉しかったなぁ。
 
実はその10万、高橋家は100万円が当たったからと
勘違いしたから大騒ぎになった。
当時はネットなどないので、抽選日のTVニュースで映される
当選番号を瞬時にメモするしか確認のしようがない。
そこで10万と100万の欄を見間違えたもんだから大騒ぎ!!
「えぇ~100万!!!!!!!!」。
いつもは家族間で握手なんてするはずない高橋家が手を取り合い、
親父が「よしハワイ旅行だ!」と叫ぶと
皆で「ハワイ!ハワイ!ハワイ!」と大合唱。
翌日の新聞で10万の勘違いと分かり
ハワイは家族で焼肉店に変更…。
でも、おかげでてんやわんやの楽しい年の暮れだった。
 
100万=海外旅行=ハワイという発想がいかにも昭和だなぁと、
つくづく感じる高橋家である。