NO.171 ヤツの臭い

2010年1月12日 カテゴリ:ダメだコリャ

朝。
目が覚めベッドから出るとどことなくヤツの臭いがした。
そう、カメムシだ。
草原の爽やかな香りとは正反対の草っぽい臭い。
クンクンっ…パジャマの袖やポケットを臭ってみるが
洗剤の良い香りのみ。
気のせいかと思いクローゼットで服を選んでいると、
またヤツの臭いを感じた。
右だ。
今度は、パジャマやTシャツの右側を重点的に嗅ぐ…が
やっぱりいない。
とその時、ガサガサっ。何かが動く感覚が。
しかも首筋に。手を当ててみる。
 
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
 
なんと、ヤツは右側の首筋にひっついていたのだ!!
しかも耳たぶの下あたり、皮膚の一番柔らかい敏感なところだ。
あわてて掴んで振り落とす。
パンツ一丁になってパジャマ・Tシャツを振り回しカメムシ検査。
ヤツ以外にはいない。
でも、首筋だけが臭う!!体のあちこちにむず痒さが走る…。
 
「朝カメムシ」。
最悪の一日のスタート。
昨日取り替えたシーツの中に潜んでいたのだろうか…。
 
シャワーを浴びて仕事に出たが、まだあの感覚が首筋に残っている。