陸上日本選手権
2009年6月30日 カテゴリ:お暇なら来てよね
毎年6月に開かれる陸上日本選手権
文字通り日本一のアスリート(他局風に言うと『1億人の1位』)を
決める大会が今年はなんとお隣・広島で開催!
更に今回はベルリン世界陸上の選考も兼ねているとあっては、
見に行かないと後悔する!!
気合いを入れて現場に足を運んだ
会場の広島ビッグアーチは毎年織田幹雄記念陸上で訪れる場所
ある意味見慣れたスタジアムだが、
こうも緊張感が違うものか?
種目毎に出場する選手達がTVでよく見た面々なのもあるし
そんな選手達が真剣勝負する舞台
室伏が投げ、澤野が跳び、高平が走る
それも、すぐそこで
強い日差しも忘れてしまう程のピリピリ具合…これは凄い
さて競技のおさらい
高水高校出身で十種競技の第一人者・田中宏昌選手は
ラストの1500mまで堂々のトップ
2大会連続の世界陸上は固いかと思っていたが
最終競技のその1500mで失速…
残念ながら連覇とベルリン行きを逃した
高速タータンに張り替え、
更に絶好の風が加わったトラック競技と跳躍競技は好記録続出
女子短距離
身体能力でグイグイ押し上げる高橋萌木子選手の躍動感
福島千里選手のブレない走りはリニアモーターカーを彷彿とする
200mの日本新記録には、痺れまくりだった
そして跳躍、
まずは【男子走幅跳び】
去年の田島直人記念で優勝した菅井洋平選手が
自身初の8mジャンプ
セカンド記録2cm差で一旦トップに出たが
最終試技で荒川大輔選手が7m98のセカンド記録をマークし
最逆転しベルリン世界陸上内定
跳躍競技の実況を担当して5年
初めて8mジャンプを見た
これまた感動だった
更に、ここ2年田島記念でゲスト解説をお願いしている猿山力也選手も
7m90台の自己ベスト更新!おめでとうございます
田島記念でおなじみのジャンパーが続々登場した【男子三段跳び】
『ミスター田島記念』石川和義選手は優勝を逃したが、
ベテラン杉林孝法選手は最終試技で逆転優勝し健在をアピール
2位に終わった梶川洋平選手は
セカンドベストを出し好調さがうかがえた
そして、当日見に行けなかったが【女子走幅跳び】
去年を始め過去3度田島記念を制した枡見咲智子選手が
初めて世界陸上参加標準記録をクリアして涙の2連覇
田島記念のチャンピオンが、ベルリン世界陸上に進出!感無量です
一昨日の田島を勝った岡山沙英子選手は
3位に終わったが6m39の好記録
今年から山口県に選手登録し、更なる飛躍を期待しています
これまでは実況担当として見つめていた陸上競技
マイクから離れて取材すると本当に色々な発見があった
試技やレース前の選手達の動きや表情
記録員やスタッフの働きぶり
歓声はどう響いていくのか?
スタート前の沈黙の緊張感
その緊張感が一気に弾け飛ぶ号砲のピストル音
とにかく新鮮な2日間だった
こりゃ本番のベルリンも徹夜でTV観戦だな