インターハイ予選4強出揃う
2009年6月 9日 カテゴリ:お暇なら来てよね
わずか3週間、大会日数にしてわずか6日間。
あっという間に優勝チームが決まる
山口県のトーナメントはいよいよ折り返し。
先週末は3回戦と準々決勝が行われ、ベスト4が出揃った。
ピックアップする試合はやはり6/6(土)の【高川学園VS西京】
3回戦屈指の好カードに会場には200人近い観衆が集まった。
3週前のプリンスリーグ(PL)での前哨戦は5-0と高川が大勝したが
PLは90分ゲーム、今回は前後半70分。
時間が短くなる分、点は勿論入りにくくなる。
事実、前回の試合も高川の得点ラッシュは試合終盤に入ってから。
もし70分までで終了していたらスコアは『1-0』だった。
前哨戦の反省から西京も巻き返してくるはず。
県内最大のライバル対決第2幕は、興味満載の一戦だ。
曇り空の中午前10時に試合開始。
高川は長いパスを放り込む作戦。
西京は競り合ったこぼれ球を
数的優位な中盤で拾って、パスで組み立てようとする。
両チーム共プレッシャーが厳しく、白熱した展開が続いた。
前半20分に今回も高川が先制点。
西京は時間の経過とともに運動量が落ち、
後半はチャンスを作ることが出来なくなった。
結果1-0でまたも高川に軍配。
しかし3回戦で終わるのが勿体ない戦いだった。
高川は翌日の準々決勝・聖光にも2-0の完封勝ちで4強入り。
インターハイ連続出場まであと2つとなった。
4強には他にも興味深い面々が出揃った。
まずは春の中国新人県予選で優勝し、今回第1シードの宇部
その前大会からこれで県内トーナメント8連勝!
彼らの今年の快進撃は、苦しい戦いの積み重ねにある。
2月の中国新人予選の初戦・岩国戦は
押し込まれながらも凌ぎ切った。
決勝の徳山戦は、試合終了間際の後半
ロスタイムに追い付いて延長戦を制した。
スポーツの世界には[勝ち癖・負け癖]という言葉があるが
宇部には今明らかに勝ち癖がついている。
去年夏からもう1年近く一緒に戦っている分
チームも成熟している様子。
インターハイ出場なら実に19年ぶりの快挙だ。
中国新人で共にベスト8に入った下関工と下関中央工!
インターハイ予選では揃って準決勝進出。
下関工は乗安監督就任以来初の県内主要大会ベスト4入り。
初戦をPK勝ちで乗り切った後、3回戦・準々決勝とも1点差勝ち。
接戦をモノにしてきた所が、対戦する宇部との共通点。
更に両チームとも、去年の選手権予選はPKで敗れていて、
同じ悔しさから新チームをスタートさせ、夏はここまで来た。
準決勝第1試合は新鮮な取合せで面白そうだ。
去年秋の選手権予選で高川の連覇にストップをかけた下関中央工。
しかしその後西京に敗れ全国行きを逃した。
2月の中国新人準々決勝では
徳山相手に終盤押し込みながらPK戦で逃げ切られ、
本当にあと一歩という大会が続いているだけに
『今度こそ』の思いは強いはず!
準決勝第2試合・高川戦は大きなヤマ場。
選手権のリベンジがかかる高川を逆に返り討ちすれば、
初めての全国大会への道は大きく開けてくる
13日(土)の準決勝は
10時~【宇部VS下関工】
12時~【下関中央工VS高川学園】
翌日の決勝は13時キックオフ予定
勿論、入場無料です。
去年の決勝戦、おのだサッカー交流公園は強い雨だったが
今のところ天気はなんとか持ちそうな感じ。
ぜひ皆さんもご観戦下さい!
--------------
一方の【中国社会人リーグ】は上位陣が揃って勝ったので
3位:FC宇部ヤーマン
4位:レノファ山口
8位:日立笠戸
順位(いずれも暫定)に変動はありません。
こちらは長いリーグの後半に突入しました!