竹重 雅則のお暇なら来てよね

山口に帰って4日目、
まだ年賀状すら読んでいない竹重です
　
ベスト4進出の高川学園に
昨日は中継でお邪魔してきました
　
久しぶりに見る人工芝
いつもの練習風景にミスマッチな機材の山
でも何となく高川の今回の快挙が
実感できる雰囲気です

　
中継の中身はシンプル
勝ちあがった5試合を簡単にご紹介して
監督自らセレクトした試合毎のMVPに
スポットを当てるもの
勿論選手には内緒で

　
しかし内緒にしたのがちょっと誤算でした
インタビューした選手達が明らかに緊張しちょる
あらららら

　
15有薗君からは
『無茶ぶり、有難うございました』
丁寧なメールが来ました
　
熱血TV始まって以来の大中継、
とはいえ中身は18分ほど
本当はもっともっと語りたい事はまだ沢山
　
そもそも今回の快挙は監督コーチ選手は勿論
父母会や応援団、マネージャーや学校関係者
沢山の手で掴んだ栄光、感動です
中継ではその一端を紹介したに過ぎません

　　
改めて全ての皆さんにお疲れ様でした！

　
新チームは既に始動
山口で頑張っている他の50校も
去年から新設された県リーグを戦っている最中で
今週末にも試合あり
　
2008年度も動き始めました
そして87回目の高校サッカー選手権も始まっているのです
　　
山口の選手のみんな
怪我ないよう注意して頑張って下さいね！
竹重はこれからもみんなを応援します

およそ2ヶ月半に及ぶこの連載も
今日で終了させて頂きます
ご愛読、感謝です
暫くはこのページも保存していますんで
また【お暇なら】、読み返して下さいね

さあ次は駅伝ち゛ゃ！

夢の国立競技場での準決勝から一夜明け

　
高川学園の選手達は山口に帰ってきました

　　
竹重も御一緒させていただきました
　　
キャプテン4小川君
『山口の皆さんの応援があったからここ迄来られました』

　
白井監督
『昨夜は悔しくて眠れませんでした
早速新しいチーム造りに着手します』

　
選手達を乗せたバスは一路、学校へ
学校で解散します
でも彼らは明日から早速新学期スタート…
　
7永野君
『休む暇ありません』
大変だなあ
　
そして竹重も仕事です
今日の熱血テレビでは
高川イレブンの戦いを振り返る特集を放送！
　
更に近日中にも
監督選手総出演企画を放送する予定です
お楽しみに！
　
期間限定連載
【高校蹴球07-08】もまもなくフィナーレです
次回更新もお楽しみに

高川学園2-0遠野(岩手)
やりました

中盤の7永野君を出場停止で欠き迎えた
国立をかけた大一番

エース10齋藤君の毎試合得点こそストップしたものの

一昨日誕生日の6村上君の先制ゴールに
途中出場23金城君の追加点ヘディングシュート

永野君の代役を務めた19中村君は昨日誕生日
今大会初先発だった15有薗君の献身的守備

挙げればきりがない程
皆がまとまった勝利
すばらしいっ！

見事2年ぶりの4強進出
国立キップを掴みました

おめでとう！

しかし油断大敵
2年前と違い今回は翌日が準決勝です
また24時間空きません
できる限り休んで
明日に備えて欲しい…

そして皆さん、
明日は全国43局全てで生中継ですよ
県外で中継をみられずもどかしい思いをした
皆さまも、明日はTVに全員集合

東京・国立競技場に念を送って下さい

準々決勝に進む8校がついに出揃った
高校サッカー選手権
　
放送を担当している民間放送43社の
アナウンサーやディレクターも1／3で仕事は一段落
既に担当の代表が敗退した放送局のスタッフは
3日の放送で仕事納めになります
昨夜は中締め会でした

　　
総勢100人のスタッフが勢揃いし大宴会
毎年この会を楽しみに参加する人も多く大盛り上がりでした

　
朝までスパークした人も沢山いたらしい
無事に帰れたかしら…
　
一方竹重、高川学園の大活躍でもちろん仕事継続です
選手の皆に本当に感謝
　
休養日の今日はいつものグラウンドで軽めの練習

　
しかし　さすがにここまで勝ち上がってくると
新聞雑誌通信社など報道陣も増えてきます
白井監督も選手達も対応に追われてました

　
バスの中には敗れたチームからの千羽鶴も増えました

　
KRYでも特集あり
昼のラジオに監督生電話
一杯喋って頂きました
　
夕方のリアルタイムでも練習の模様を放送です
是非ご覧下さい

今日勝てばベスト8進出前身・多々良時代から
通算で5度目、
高川学園と名称変更し初めての挑戦です

さいたま駒場スタジアムで地元埼玉栄と対戦です

つまり
【完全アウェー】です
我々民放スタッフは9時に会場入りです

スタッフバスで会場に向かうと…なんと
12時キックオフなのにもう埼玉栄応援団が！

メガホンや応援グッズだけで2000個が準備され、
それらを積み込む用のトラックまである…

一方アウェーの高川応援団
こんな感じ
朝から圧倒されるの巻

初出場とはいえ、
アルゼンチン人の総監督が
育て上げた埼玉栄のテクニック溢れた攻撃は
前日の2回戦
熊本ルーテル学院戦で存分に実証ずみ

共に中盤でつなぐ
パスサッカーの両校
序盤から主導権争いがひじょーに激しい！

前半13分埼玉栄先制
サイドを見事に崩します
その後も8000人の観客
その殆んどが埼玉県民という
圧倒的アウェー状態で高川は苦しい時間帯が続きました

しかし前半残り10分で
10齋藤君が同点ゴール！
これで県大会から通算8試合連続ゴール！凄

その後も何度も
決定的ピンチ到来
高川イレブンは体を張り
はね返しました

そして後半14分
8原田君の逆転弾！

ベンチワークも相まって
2年ぶりの8強進出となりました

喜びに沸く高川の選手
…ただここで
大きな問題も発生
中盤の要の7永野君がイエローカード累積の為
準々決勝が出場停止に

前半に累積2枚目のイエローを受けた彼は
試合中もハーフタイムも
もちろん試合後も涙が止まりません

でもルールはルール
切替えるしかないのもまた事実

チームの大きな柱を失った状態で戦う
準々決勝は明後日5日
岩手・遠野との対戦午後2時キックオフです
こうなったら
7永野君の為にも勝つしかないでしょう
明日一日の休養日をうまく使って
リフレッシュして欲しい！

あなたも明後日は是非
TVの前でご声援を！

「2回戦」も…
勝ちましたー
やったあ☆高川学園2-1近大附属

IH準優勝石川・星陵をPKの末破り勢いに乗る
近大附に対し序盤から積極的に攻める高川

シュートがクロスバーに当たる
不運もあって前半は得点を奪えす嫌なムード

しかしハーフタイム
高川・白井監督は全く怒る事もなく諭す様に指示します

すると
前半ばたばたしていた守備陣が落ち着き始め
立て続けの得点

9益田君と10齋藤君、
FW陣の得点で一気に盛上がりました

しかし残り10分で近大附属に1点返され
またも暗雲が…

セットプレーや
ロングスローが得意な近大
埼玉スタジアムは常に風が舞うコンディション
GKの1洞ヶ瀬君は対応に四苦八苦でした
何度も訪れたピンチをなんとか凌ぎきり
高川、ベスト16進出です

苦しみながら
接戦をものにした高川
リポーターの竹重も最後まで緊張した分
今は日記が進む進む！
いや、嬉しいですねー

しかし…
次の試合は明日です
初出場の地元・埼玉栄
ここも本当に強い
総監督が浦和レッズでもプレーしたアルゼンチン人
南米スタイルのチームです

しかも試合開始は明日12時10分…
丸1日空きません
選手の疲労具合が心配

箱根駅伝の関係上
明日は午後2時25分から中継録画で放送します
ご注意くださいね！

高校蹴球07～08を
ご愛読の皆さん
明けましておめでとうございます
竹重@東京です

山口は雪、だそうで
大丈夫ですか？
心配しています

関東は大晦日の昼からぐっと寒くなりました
雪は…まだ大丈夫です

元日も快晴！
広い平野じゃないとなかなか味わえない、
いわゆる雲1つない空
一面の青空を見ると
東京にいるんだなあといつも実感しています

さて

昨日岐阜工業に快勝し
監督が話す所の『元年』を飾った
山口代表・高川学園、
勿論元日も練習です
元日とはいえ次の試合は翌日ですし

都内某所でお昼から軽めに1時間の練習
明日の試合は午後2時開始なので
前日の練習も遅めにスタートさせるという訳

埼玉スタジアム2002の2回戦第2試合
高川学園対近大附は14時10分キックオフです

竹重は勿論！
高川のベンチサイドを熱くリポートしますので
是非見て下さいね

只今午後5時半です
関東地方はすっかり暗くなりました

さいたま駒場スタジアムを後にしましてバスは
宿舎へと向かってます

例年大晦日の中継が終わって帰る時間帯、
首都高速は大渋滞なんですが今年は今の所快調です

さて

岐阜工業対高川学園
1回戦は3-0で高川快勝
驚きでした
勝利監督インタビューで高川・白井監督も話していましたが
スコア程の実力差はなかったでしょう

放ったシュートは
高川14本に岐阜工13本
コーナーキックも9対8
展開は互角でした

しかし
高川の選手達のまあ落ち着いてたこと！
やはりこれが伝統の力
スタメンに(12)吉武選手を抜擢すれば
その吉武君見事な先制ゴール
守備を固める為に(14)籾山選手を入れると
その籾山君ががら空きのゴールから1点もののシュートを
戻ってかき出すわ
まさに監督の采配ズバリ

中盤の要永野君に
エースの齋藤君も得点
守備陣も無失点
2年ぶり初戦突破です

一方敗れた岐阜工業
涙が止まりません
去年から負けてなお絆を深め成長した仲の良い選手達

決定的なチャンスが何本もあっただけに
清本監督も悔しそうな表情でした

応援団に一礼する選手達の中、
キャプテンの尾藤君は
『皆さんのサポートでここまで来られました有難うございました』
笑顔で挨拶…
竹重もつい、うるっ…
本当に取材しやすいいい生徒達でした
選手の皆さん、スタッフの皆さんに心から感謝しています

初戦突破の高川学園
1／2の2回戦では
あの優勝候補だった石川・星陵を下した
大阪・近大附と対戦

個人技の高い星陵の攻撃を封じた粘りは凄かった
全国選手権は本当に強敵が続く大会です

次はどうなるか？
引続きKRYテレビでもお楽しみください！

第86回全国高校サッカー選手権、
ついに開幕しました
東京・国立競技場は いい天気！です

全国48代表が集まって開会式です
色とりどりのユニフォーム達
いつ来てもいつ見ても実に美しい光景です
冬の柔かな日差しに鮮やかに映えてます

山口代表の高川学園は少し濃い青のユニフォームに衣替え
対戦相手の岐阜工業も青のユニフォームで行進

と待てよ
明日の試合はどの色で戦うんだろう？
サッカーでは
審判が判別できない為
どのチームも2色のユニフォームを持っています
1st、2ndあるいは表、裏という表現をします

岐阜工業は青または白
高川は青かオレンジ

どの色になるかは
試合当日の監督会議で決まります
その辺りもご注目

開会式に引き続き開幕戦キックオフ
と同時に強い雨が！
少し寒さも増してきた
明日は大丈夫かなあ

岐阜工業対高川学園は
さいたま駒場スタジアムで明日12時10分キックオフ

もちろん生中継です
是非ご覧下さい！

更新が遅れました
ごめんなさい…
山口に帰りました
　
2日目は練習も軽め
その分選手達と沢山話ができました
　
ここ数年混戦が続く岐阜の高校サッカー界で
それでも随一の実力を持つ岐阜工業、
しかしチームは去年から大事な公式戦で
取り溢しの連続でした
その度に選手達はミーティングを重ね課題克服
夏も冬もひたすら走る事を繰返しました

　
清本監督はチームを評し
『負ける事で強くなった集団』と
　
つらい事を一丸となり乗り越えた選手達は
その分本当に深い絆で結ばれています
とにかく仲が良い！
　
取材もざっくばらん
和気あいあいで終了
　
そして最終日は
『5時半集合ですよ』
頑張って起きて　頑張って学校に行くと
『すごい皆来てる』
父母会も全員集合

　
強豪校どこもですが
親御さんのバックアップは凄いですね
　
バスは高速を1時間
愛知県刈谷市へ

　
全国の代表数校が集い
テストマッチがありました

　
取材した日は東北の雄
青森山田との対戦
　
0-2で敗れはしたものの
『負けて強くなる』
岐阜工の選手達は
試合後のミーティングをきっちり行い
修正点を確認しました
　
そして竹重の取材はこれにて終了
チームワークで戦う大晦日
高川との試合はどちらに軍配が…？
　
全国色々な関係者に聞いても皆口を揃えて
『わからないねえ』
…正直、互角の勝負！
色々な展開を想像して竹重も今準備してます
　
いよいよ開会式まであと4日に迫りました
この取材日記は東京からも続けます
また読んで下さいね

内陸にある岐阜の朝は底冷えがします
　
最低気温は氷点下息もゴジラ状態(死語)
　
取材初日の今日はたまたま終業式！
全国選手権に出場するサッカー部の壮行会も行われるとの事
　
昨日大急ぎで岐阜に入ったのはこれが理由でした
　
岐阜駅から電車で10分
オグリキャップを輩出した笠松競馬場がある笠松駅を下車3分
創立80年の伝統校　岐阜工業高校に到着しました

　
午前9時半体育館入り
1000人の全校生徒が並びます
黒とグレーの制服はOBである
山本寛斎氏がデザインしたものです

　
岐阜の代表として頑張ってきます、とキャプテン尾藤君
ブラバンが校歌を演奏し壮行会終了です
　
竹重は選手達と初顔合わせしご挨拶
午後からは長良川河川敷の
人工芝グラウンドでの練習を見学しました

　
地元のFC岐阜が来期からJ2に昇格決定
そのFC岐阜の練習場がこの人工芝グラウンド
約2時間の練習でした
　
明日は別の場所で朝9時から練習、
明後日は練習試合とか
勿論竹重も取材します
　
続きは来週火曜に更新予定
お楽しみに～

土曜のさたてんは事前に録音完了
(今週はX'masスペシャル面白いので必聴よ☆)
　
17時前に出発しました
名古屋まで新幹線
　
名古屋からは乗換えて電車で岐阜へ
30分弱で着きました
めちゃ近です！

　　
徳山から防府位の感覚
県境越えてるのに…
明日からいよいよ取材スタートです

竹重は今、東京です
人の多さに酔いまくりです
早く帰りたい…
　
まあ、何故今東京かは後述するとしまして
まず決勝戦を振り返りますね
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11月17日土曜日
県決勝の山口市は2年ぶりの好天です
大一番は晴れが似合うすっきりした天気で本当によかった！
　
山口大会決勝は西京対高川学園
7回目のライバル決戦です
事前の予想は互角
ロースコアの争いかと思いましたがところが
　
セットプレーとカウンターという
理想的な攻撃でリードした堅守速攻の西京、
特に2点目の速攻は実に素晴らしかった
牧本ナイスゴール！
　
一方、つなぎの高川は生命線のパスが
前半は精度今ひとつで前半終了で2-1西京リード
　
すごい展開が続いて放送席は大興奮！
西京初出場へのシナリオを描きつつハーフタイム突入
　
後半、高川はいきなり選手2人を入れ替えて猛反撃開始
　
その交代選手達がいずれも大活躍し同点
更に追い付いた3分後エース齋藤選手の美しいループシュート…！
　
高川が逆転に成功し15年連続の全国選手権出場となりました
　
サッカーを担当して10年
両チームの実力が最も拮抗し、
かつ最も両チーム共が持ち味を発揮しきった決勝戦
そう断言できる、今年の一戦でした
　
どちらも強かったし
どちらも代表にふさわしいチームだった
これが山口の決勝です
いい試合ですよね？
…そう自信を持ってお奨めできる試合です
　
確かに試合である以上勝者と敗者は必ず別れるもの　でも！
敗れた西京にも勝ち抜いた高川にも
これから先の人生でこの大一番を戦った誇りを
いつまでも持ち続けて欲しいと心から願っています
　
西京の皆さん、ありがとう&お疲れ様
高川の皆さん、ありがとう&お疲れ様
　
決勝の裏側を含めて
今日水曜の熱血TVでも特集で放送します
竹重は今東京ですが必ず帰ります
お楽しみに
　
そうそう、竹重が何故今東京なのか？
それはですね―
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19日月曜は早くも全国大会の抽選会
　
ご存知の通り高川の初戦の相手は岐阜工に決定しました
7年前の全国準優勝校
攻守の要は17歳以下の日本代表選手で、
更にJリーグに内定してます
組合わせが決まり色々調べてみましたがかなり強そうです
どうなる事やら…
　
ちなみに高川・白井監督の抽選後の第一印象は
[可も不可もなし]
…でありました
　
今回竹重は2年ぶりに全国大会の実況も担当する予定です
岐阜工の取材にも勿論、伺います
　
ですのでこのサッカー日記はまだまだ続きます
更新は不定期ですが皆さん引き続きご愛読下さいねー

続いて準決勝の振り返り
　
(※準々のハイライトは過去のページにあります
　　そっちも読んでね）
　
今大会は準々決勝から準決勝が連戦です
相手はもちろんですがしかも試合会場も違う
　
簡単に紹介すれば準々の舞台乃木浜は…
海からの風が奥⇔手前
かなり強く吹く傾向
芝は深く密集している　地面も少し柔らかい
　
片や
準決勝の舞台である
維新ラグビーサッカー場は…

風が右⇔左でやや強い
芝は長めだが地面は乃木浜より固め
　
これサッカーの指導者は必ずチェックする事なんだそうです
　
芝が深いとパスする時強く蹴る必要がある
地面が柔らかだと足がつりやすい
　
風向きは高いボールの行方に影響する
などなど色々　サッカーって難しい
　
更に昨日から連戦だし疲れも勿論あるし
注目度の高い大一番で緊張するし
　
普段通りのいいプレーを心から期待しつつ
竹重は取材開始です
　
第1試合は西京対小野田

IH予選3回戦では延長の末西京が勝利
小野田にとっては今回が夏のリベンジマッチ
当然接戦かと思いきや
　
なんと5-0で決着
西京が2年ぶりに決勝へ
西京の鋭いカウンター炸裂
完璧な内容でした
　
データ的に分析すれば
シュート数19対17で…　ほぼ互角
コーナーキックは…5対4　これもほぼ互角
データはデータでしかないけど
　
なのにこの大差は…

　
初めてチームを4強に導いた小野田・大井監督も
「選手達は負けた気がしないかもしれない」
とはいえ、2年生主体ながら積極果敢にシュートを狙う、
小野田のプレーは見事！
　
夏で引退した3年生も沢山応援に来てました
来年もいいチームになりそうで楽しみです
　
続く準決勝第2試合は高川対小野田工

ゆっくりとつなぐ高川
　
小野田工はサイド攻撃に活路を探りますが
なかなかシュート打てず…
　
4-0で高川が15連覇まであと1勝に！
　
小野田工は疲れから前半の終わり頃から
足の運びがかなり怪しかったのにでも最後まで走り切った！

小野田工・田中監督
「今日は選手達を誉めてやりたいです」
　
去年のチームも期待されながら県鴻城によもやの大敗
その悔しさから1年
　
本当に頑張った彼らに拍手を送ります

　
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そして残った2校は西京と高川
今大会50試合目となる決勝戦は17日(土)！
KRYではまず熱血テレビで今日
リアルタイムやまぐちで金曜に特集企画を放送
　
そして17日当日は生中継でお伝えします
是非ご覧ください

00年以来7年振りに大会日程が変更され
今年はベｽﾄ8が出揃った段階で
5日間の調整日を設け、準々決勝・準決勝を2日連続で実施しました
　
実はこの［連戦］がカギ
高校生年代で2日間もいいプレーを続けるのは非常に難しいこと…！
　
今大会の本命である西京と高川の2強が
乃木浜→維新と続く連戦をどう乗切るか？
また、勢いに乗ってその2強の牙城を崩すチームが現れるのか？
今回の取材はそこが狙いでした
　
さて乃木浜の準々決勝
西京は下関中央工業と

　
2月の新人戦から秋の県体まで下中工は
常に上位に食い込んでいました
西京にとってはヤマ場だったはず

　
しかし西京2-0の快勝
下中工も時間帯を作ったものの
肝心のシュートは前後半僅か6本（※手元の集計です）

　
内容は西京の完勝です

　
同時刻スタートのもう1試合
宇部中央対小野田は
得点に結びつきやすい時間帯に得点を重ねた
小野田が4-0の快勝
　
準決勝第1試合はＩＨ予選3回戦の再現です
その時は延長迄もつれ2-0で辛うじて西京勝利
どうなりますか？
　
同じく準々決勝
高川は宇部鴻城と対戦
7-0の大差で高川勝利

　
初の8強入り宇部鴻城は何もさせてもらえず…

　
そしてもう一方では
ノーシードの小野田工が山口中央を
5-0で下してベスト4進出
　
高川対小野田工は4年前の決勝と同カード
ベスト4に小野田勢が2校残りました
　
因縁も入り混じった準決勝2試合は別のページで！

しっかし相変わらず日差しが強いですね
ただ、一方で風が冷たくなりました
朝出かける時も寒いしなんだかんだ言って11月、です
　
先週末は2回戦&3回戦
あっという間に残すは8校になりました
　
大会2日目、土曜はシード校が登場
(1)：高川7-0豊浦　(前3-0後4-0)　@高川学園グラウンド
　
先週の1回戦快勝した豊浦が高川に挑戦！
一方のホーム高川は今大会初登場でこの人
すごいの一言

　
その声援に押されたか豊浦は動きが今ひとつ
終わってみれば大差
打たれたシュートは僅か1本と高川が完勝
豊浦・田丸監督も「歯が立ちません」

　
(2)：岩国工3-3厚狭　(前0-3後3-0)
PK7-6で厚狭が3回戦へ　@高川学園グラウンド
　
IH予選で8強の厚狭は去年この大会準決勝で
高川をあと一歩まで苦しめた岩国工と対戦

　　
前半は岩国工ペース
フィジカルを武器にパワープレーを仕掛ける
しかし、相手の出足に慣れてきた厚狭が
なんと最初のシュートで先制点
　
その後も岩国工が常にボールキープしながらも、
少ないチャンスを逆に厚狭がものにしていく
セットプレーで2点目　相手のミスで3点目が
入って以降は岩国工の出足がぱったり止まり
前半残り10分は厚狭が押せ押せ状態に
前半終わって3-0　厚狭がリードで折り返し
　
サッカーでは普通なら3点差はセーフティーリードである
前半残り10分での岩国工の落胆ぶりなら
厚狭が後半もしのぎきれるか…
　
なんて思っていたら！
岩国工、いきなり2人の選手を入れ替え
猛反撃スタート
　
後半20分に1点返す
サッカーでは[2点差が一番危険]
厚狭の出足が鈍くなる
　
岩国工6分後にもう1点
そして終了4分前に
ロングシュートで遂に同点
場内大興奮
「もう1点取れ！」と叫ぶ岩国工・福井監督
　
…しかし同点のまま規定によりPK戦突入
サドンデスまでもつれ
結局追付かれた厚狭が岩国工を振りきった

　
後半シュートゼロの厚狭　残った3年生は1人だけ
でも、本当頑張った！シード校は伊達じゃない
　
そのシード校、全てが3回戦進出でした
これも何気に珍しい
　
4日日曜は防府高Gから西京高Gへ
(1)小野田1-0防府　(前1-0後0-0)
立ち上がりからシード校防府が出足鋭く攻め上がるものの
決め手に欠けどうしても点取れず

　
一方小野田は
ほぼ最初に訪れたビッグチャンスで先制
素晴らしいアーリークロス　素晴らしい動き出し
ヘディングどんぴしゃ！

　
スタメンに3年生僅か3人
若いチームが後半も粘り逃げ切りでシード校下す
　
防府・天久監督はかつて山口高を率いて何度も全国を経験、
日本高校選抜監督も歴任した名将
来年春に定年を控えてこのチームが最後の指揮だったが
　
夏に続く上位進出には僅かに届かなかった
　
(2)西京8-0徳山商工　(前2-0後6-0)
現・鹿島アントラーズ　岩政選手を育てた
徳山商工・安井監督も苦い表情
　
西京、前日に続き大勝
これで20得点無失点
来週土曜の準々決勝はひとつのヤマ場になる
　
(3)宇部中央1-1聖光　(前1-0後0-1)PK7-6
宇部中央が8強へ！
　
第1シードの西京を
今年度公式戦で破った経験をもつのは
高川学園と聖光の2校
　
その聖光は今回ノーシードながら
2試合で24得点無失点！
秋季県体でブロック優勝しダークホースにあげられていた
　
対戦の宇部中央は去年圧倒的に攻め込ながら
0-0PKで敗れた因縁も
　
その悔しさを晴らす為立ち上がりから積極的
しかし1点が遠い
　
宇部中央はカウンターに活路を見い出し
初めての攻め上がりで先制点ゲット
　
さっき見た小野田VS防府の再現
びっくりした
　
それでも聖光は後半早い時間に同点
しかしそれ以降またも逆転ゴールが取れそうで取れない
　
宇部中央は何度も来る失点のピンチを
DFが辛うじてクリア
その度に聖光応援団の悲鳴と溜め息が響いた
　
2年連続して同じ3回戦での対決は
結果…
2年連続のPK戦
2年連続で宇部中央が勝ちあがった

　
更に聖光はこれで3年連続のPK戦敗退
山本監督にも選手にもかける言葉見付からず

　
これも、サッカー…
　
準々決勝はいよいよ乃木浜の芝のピッチ！
2試合同時スタートで計4試合です
　
翌日は維新公園で準決勝2試合
快勝のチームも辛勝の高校も
この1週間でどのように維持し、立て直すか
大会自体も後半、です

朝から強い日差し
夏かっ！と思わずタカトシ風ツッコミを入れてしまう
　
選手はもちろん半袖　大量の汗
こまめに水分補給をしながらプレーしていた

　
（1）：豊北1-6豊浦　(前1-1後0-5)　@高川学園グラウンド
　
下関地区同士の対戦
立ち上がり3分に豊北が先制すればすぐさま豊浦追い付く
豊浦は終始ボールをキープして攻撃
サイドを崩しシュートの雨
豊北はそれを跳ね返しカウンターで反撃狙う
FWの高さとスピードでセットプレーを誘う
　
前半は互角、しかし同点で折返した後半4分
サイドを丁寧に崩した豊浦が勝ち越し
その後も着実に追加点
逆転勝ちで2回戦進出
　
先制に成功した豊北は早い時間に追い付かれ
前半の内にかなり消耗してしまった様子
　
去年は個人技術の差を
徹底したカウンターで克服して初戦突破、
毎年粘りが身上のチームに仕上げるので楽しみだったが
相手の攻撃力に根負け　残念
　
勝った豊浦は2回戦で15連覇狙う高川に挑戦
今日爆発した攻撃力が発揮されるかどうか？
　
（2）：徳山5-0光丘　(前4-0後1-0)　@防府西高グラウンド
　
春の中国大会予選でベスト4に入った徳山が
押せ押せで前半4得点
ハーフタイムで関係者が
「光丘は10人だけでよく頑張ってるなあ」
竹重：
「え？退場者が出てましたっけ？」
関係者：
「いやいや、最初から10人だけよ」
　
慌ててスコアで確認…ほんとだ
プログラムを開いたそこにはこうあった
　
[他の部活を引退した3年生が加わり
　ようやく試合ができるようになりました]…
　
10人で挑んでも不利　それは明らか
でも目の前で一生懸命声をかけあい、
ボールを追いかける紫のユニフォーム達が
　
これもサッカーだなあ
胸が一杯になった

　
プログラムによると
残された部員は2年、1年が1人ずつ
でも来年も春からまた是非出場してほしい！
　
一方勝った徳山、
光丘が粘ったとはいえ9割方支配しながら後半1得点は寂しい
徳山・津田監督は
「締まらない試合をしてしまいました」
　
しかし、4強に入った中国予選以来の初戦突破で、
2回戦は宇部中央と対戦
去年一昨年と維新を経験しているシード校は
今日の試合を偵察に来ていました
　
結果はいかに？
　
南陽工0-5山口
　
1回戦屈指の好カード
…のはずが
　
春の中国大会予選で決勝に勝ち進み
中国大会本戦では優勝した岡山・玉野光南を
延長まで苦しめた南工
　
一方の山口も過去全国に18回出場し
去年も県ベスト8入り
そのメンバーも多く残る
　
むしろなぜこの2校がノーシードなんじゃ？と思いながら観戦
　
上記の通り思わぬ大差
山高は前半4分に先制
2-0で折り返して後半9分に3点目
　
実に効果的に加点
南工はシュート3本となす術なく敗退でした
　
――――――――――
いわゆるセオリーとして
サッカーには点が入り易いとされる[時間帯]があります
前後半立上がり10分と終了前の10分、
更にスコアが動いた後の10分間がそれです
　
偶然ではありますが今日取材した試合全て
この時間帯に得点が動きました
　
どのチームもその10分　特に集中するよう
ベンチから指示が出ます
　
最初に取材した豊浦が先制された後
10分以内に追い付いた
　
これが、試合の流れが豊北に傾くのを事前に防いだとも言えます
　
追い付かれた豊北がもしまた10分以内に勝ち越ししていたら？
　
3試合目で、もし南工が前後半の立ち上がりを
無失点でしのいでいたらどうなったか？
　
…なんて話をしながらサッカーファンは毎度盛り上がるわけです
――――――――――
　
大会初日、19校が敗退しました
中でも波乱はやはり去年の準優勝校で新人戦Vの県鴻城です
　
初戦の相手・慶進も侮れない相手でしたが
それでも結果を知って驚きました
　
中国予選ベスト8組でも宇部工と下関西が敗退
総決算のこの大会、やはりどのチームも力を上げています！
　
全国を見渡しても連続出場していた高校が
予選敗退という情報が入ってます
　
福井・丸岡は去年までのV15でストップ
沖縄では那覇西が6連覇ならず
そしてあの長崎・国見　県予選準々決勝で敗退
連続出場は21でストップ
　
なんだかえらい事になってます

　
山口県予選は次の土日で一気にベスト8が揃います
この日記もまた来週更新します！

第86回となる全国高校サッカー選手権
山口大会の開幕迫る!
　
28(日)1回戦19試合
　
11/3(土)2回戦16試合
11/4(日)3回戦8試合
　
11/10(土)準々決勝
11/11(日)準決勝
　
11/17(土)決勝
約3週間の短期決戦…
1度の負けも許されぬ一発トーナメントです
シードなら5連勝
ノーシードならなんと6連勝する事が必要！
　
たった1校のみが11/19(月)の抽選会、
さらに年末の選手権　本番に挑みます
　
今年も特集記事を作りましたので是非ご覧下さい
　
選手の皆さん、準備は万端かな？
沢山のいいプレーを見せて下さいね！
　
そしてこの大会は準決勝までは入場無料
ぜひ足を運んで頂いて選手を応援して下さい