初日:試合の流れ

2007年10月29日 カテゴリ:高校蹴球2007

朝から強い日差し
夏かっ!と思わずタカトシ風ツッコミを入れてしまう
 
選手はもちろん半袖 大量の汗
こまめに水分補給をしながらプレーしていた
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(1):豊北1-6豊浦 (前1-1後0-5) @高川学園グラウンド
 
下関地区同士の対戦
立ち上がり3分に豊北が先制すればすぐさま豊浦追い付く
豊浦は終始ボールをキープして攻撃
サイドを崩しシュートの雨
豊北はそれを跳ね返しカウンターで反撃狙う
FWの高さとスピードでセットプレーを誘う
 
前半は互角、しかし同点で折返した後半4分
サイドを丁寧に崩した豊浦が勝ち越し
その後も着実に追加点
逆転勝ちで2回戦進出
 
先制に成功した豊北は早い時間に追い付かれ
前半の内にかなり消耗してしまった様子
 
去年は個人技術の差を
徹底したカウンターで克服して初戦突破、
毎年粘りが身上のチームに仕上げるので楽しみだったが
相手の攻撃力に根負け 残念
 
勝った豊浦は2回戦で15連覇狙う高川に挑戦
今日爆発した攻撃力が発揮されるかどうか?
 
(2):徳山5-0光丘 (前4-0後1-0) @防府西高グラウンド
 
春の中国大会予選でベスト4に入った徳山が
押せ押せで前半4得点
ハーフタイムで関係者が
「光丘は10人だけでよく頑張ってるなあ」
竹重:
「え?退場者が出てましたっけ?」
関係者:
「いやいや、最初から10人だけよ」
 
慌ててスコアで確認…ほんとだ
プログラムを開いたそこにはこうあった
 
[他の部活を引退した3年生が加わり
 ようやく試合ができるようになりました]…
 
10人で挑んでも不利 それは明らか
でも目の前で一生懸命声をかけあい、
ボールを追いかける紫のユニフォーム達が
 
これもサッカーだなあ
胸が一杯になった
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プログラムによると
残された部員は2年、1年が1人ずつ
でも来年も春からまた是非出場してほしい!
 
一方勝った徳山、
光丘が粘ったとはいえ9割方支配しながら後半1得点は寂しい
徳山・津田監督は
「締まらない試合をしてしまいました」
 
しかし、4強に入った中国予選以来の初戦突破で、
2回戦は宇部中央と対戦
去年一昨年と維新を経験しているシード校は
今日の試合を偵察に来ていました
 
結果はいかに?
 
南陽工0-5山口
 
1回戦屈指の好カード
…のはずが
 
春の中国大会予選で決勝に勝ち進み
中国大会本戦では優勝した岡山・玉野光南を
延長まで苦しめた南工
 
一方の山口も過去全国に18回出場し
去年も県ベスト8入り
そのメンバーも多く残る
 
むしろなぜこの2校がノーシードなんじゃ?と思いながら観戦
 
上記の通り思わぬ大差
山高は前半4分に先制
2-0で折り返して後半9分に3点目
 
実に効果的に加点
南工はシュート3本となす術なく敗退でした
 
――――――――――
いわゆるセオリーとして
サッカーには点が入り易いとされる[時間帯]があります
前後半立上がり10分と終了前の10分、
更にスコアが動いた後の10分間がそれです
 
偶然ではありますが今日取材した試合全て
この時間帯に得点が動きました
 
どのチームもその10分 特に集中するよう
ベンチから指示が出ます
 
最初に取材した豊浦が先制された後
10分以内に追い付いた
 
これが、試合の流れが豊北に傾くのを事前に防いだとも言えます
 
追い付かれた豊北がもしまた10分以内に勝ち越ししていたら?
 
3試合目で、もし南工が前後半の立ち上がりを
無失点でしのいでいたらどうなったか?
 
…なんて話をしながらサッカーファンは毎度盛り上がるわけです
――――――――――
 
大会初日、19校が敗退しました
中でも波乱はやはり去年の準優勝校で新人戦Vの県鴻城です
 
初戦の相手・慶進も侮れない相手でしたが
それでも結果を知って驚きました
 
中国予選ベスト8組でも宇部工と下関西が敗退
総決算のこの大会、やはりどのチームも力を上げています!
 
全国を見渡しても連続出場していた高校が
予選敗退という情報が入ってます
 
福井・丸岡は去年までのV15でストップ
沖縄では那覇西が6連覇ならず
そしてあの長崎・国見 県予選準々決勝で敗退
連続出場は21でストップ
 
なんだかえらい事になってます
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山口県予選は次の土日で一気にベスト8が揃います
この日記もまた来週更新します!