2009年12月 アーカイブ

日本大学&山梨学院大学

2009年12月31日 カテゴリ:2010箱根路への誘い

10月の出雲・11月の全日本を制した日本大学。
36年ぶり13回目の優勝を狙います。
 
加えて『学生駅伝3冠』にも挑戦します。
 
ちなみに過去にこれを成し遂げたのは、1990年度の
大東文化大学と2000年度の順天堂大学のたった2回だけ。
 
前哨戦で勝っても箱根で勝つことがいかに難しいかが分かります。
 
 
史上3校目の快挙に向けて中心になるのは、
やはり4年生のダニエル。
 
『5区で東洋大学の柏原と対決か』という話もありましたが、
やはり2区に入りました。
 
このダニエル、まさに今年度の学生長距離界を席巻してきました。
 
出雲・全日本でアンカーを任されての逆転劇は
記憶に新しいところです。
 
キャプテンの谷口や、2年生の堂本、期待のルーキー佐藤ら
日本人選手がいかに力を発揮するか。
 
これが3冠達成への足掛かりになります。
 
 
続いて前回6位の山梨学院大学
15年ぶり4回目の優勝を目指します。
 
超・大砲のモグスは卒業しましたが、箱根初登場となる
2年生留学生のコスマスが3区にエントリーされました。
 
オツオリ&イセナ→マヤカ→ワチーラ→モカンバ&カリウキ→モグスと
続いてきた山梨学院の留学生の歴史。
その系譜はコスマスに受け継がれました。
 
その山梨学院の留学生が2区を外れることは過去にもありましたが、
これは、それだけ日本人選手が充実している証。
 
その2区には、過去2回5区を任された、3年生の高瀬が入りました。
抜群の安定感を持ちます。
 
高瀬に限らず、今回の山梨学院、ロードに強い選手が
多いイメージが漂います。
これは、プルシアンブルーの襷が先頭をひた走る時間もありそうです。
 
 
さて、いよいよレース前日となる2010年元日。

これまでにご紹介できなかった大学にスポットを当て、
さらに、レース展開を占います!

日本体育大学

2009年12月31日 カテゴリ:2010箱根路への誘い

前回3位に入りながら、残念な出来事のため予選会からのスタートになり、前哨戦の出雲と全日本にも出場することができなかった日本体育大学。

27年ぶり10回目の優勝を狙います。

個人的な印象ですが、何かやってくれそうで、とても不気味です。

きのう発表された区間エントリーでは、10000m28分台を持つ3年生の出口が1区、キャプテンの森が2区に入りました。

とても順当なエントリーです。

さらに、同じく28分台の3年生野口、29分台前半の3年生谷野と篠崎、1年生の福士を控えに残してあります。

これは、他大学の出方を鑑みての作戦でしょう。

余程のことがない限り、当日のエントリー変更で走ることになりそうです。

特に野口の存在です。

往路に彼を使わず、終盤まで勝負がもつれる中、復路のエース区間9区に配置されていたら…。

イチ箱根ファンとしては、たまらないレースが見られる気がしてなりません。

駒沢大学とともに、予選会からの優勝を果たせる戦力を持っているので、期待が高まります。

さて、大会も迫ってきましたので、次回はまとめて2校。

日本大学と山梨学院大学をお送りします。

明治大学

2009年12月30日 カテゴリ:2010箱根路への誘い

前回8位に入り、43年ぶりにシード権を獲得した明治大学。

そのメンバーが8人残り、61年ぶり8回目の優勝を狙います。

11月の全日本では紫紺のMがトップを快走するシーンがありました。

古豪明治のキャプテンは、山口県豊北高校出身の石川。

今日発表された区間エントリーでは予想通りエース区間の2区に入りました。

10000mで28分台を持つのはこの石川と4年生松本、2年生の鎧坂の3人。

鎧坂が3区に入り、往路は強力な布陣になりました。

そして、松本は補欠に。

これは作戦なのか、それとも…。

いずれにしても、この松本が当日のエントリー変更でどこに入るかが大きなカギになります。

区間エントリーを見る限り、松本が走る予定ならば、復路に入ることになる
のではないでしょうか。

松本が復路にエントリーされたとき、61年ぶりの頂点が大きく近づいてきそうです。

次回は日本体育大学をお送りします。

駒沢大学

2009年12月28日 カテゴリ:2010箱根路への誘い

前回、ディフェンディングチャンピオンとして臨み、
13位に転落してシード権を失うという屈辱を味わった駒沢大学。
 
2年ぶり7回目の優勝を狙います。
 
核となるのは4人の4年生。
 
キャプテン高林、宇賀地、深津、星です。
 
中でも宇賀地は、ライバル校に強い世代が君臨していたころから
ずっと2区を走り続けてきました。
今回も2区を走ることになると、駒沢史上初になります。
 
まずはこの4人がどの区間に配されるかが、気になります。
 
また、上野、撹上、千葉など、
1年生には素晴らしい素質を持った選手が揃いました。
 
彼らが活躍することで、再び黄金期も到来するかもしれません。
 
10月の予選会で、大会記録を更新して1位通過した駒澤。
 
97年の神奈川大学以来2回目となる、
『予選会からの優勝校』が誕生するかもしれません。
 
次回は明治大学をお送りします。

お楽しみください!

2009年12月28日 カテゴリ:優・良・可・不可

今年も早いもので、あと3日。
 
2009年も大変お世話になりました。
 
個人的に、今年は30歳にもなりまして、色々変化のあった年でした。
 
来年もどうぞ、よろしくお願いいたしますm(_ _)m
 
なお、箱根駅伝ブログは大会直前まで更新しますので、
どうぞお楽しみください!!

早稲田大学

2009年12月25日 カテゴリ:2010箱根路への誘い

前回41秒差で2位に終わった早稲田大学。
 
17年ぶり13回目の優勝を狙います。
 
残念ながら、12月10日に発表されたエントリーメンバー16人に、
前回大会4区で区間新をマークした2年生の三田が入ることが
できませんでした。
 
去年までの大エース・竹澤も卒業しました。
 
これは大きな選力ダウン…。
 
と思いきや、早稲田はとにかく選手層が厚いんです。
 
2年生の矢澤と八木、キャプテン・4年生の尾崎が率います。
 
加えて、1年生佐々木、平賀、前田は期待の即戦力。
 
さらに、最上級生にはロードに定評のある選手が揃います。
 
こう見ると、東洋に比べて、平地区間は早稲田の方が
力は上かもしれません。
 
よって、東洋の柏原が控えるであろう5区を
うまくしのぐことができれば、早稲田は17年ぶりの優勝に
大きく近づくのではないでしょうか。
 
次回は駒沢大学をお送りします!

第86回箱根駅伝

2009年12月24日 カテゴリ:2010箱根路への誘い

第86回箱根駅伝。
 
いよいよ10日を切りました!
毎年のことながら、今この時期が一番楽しいんですねぇ(笑)
 
多分、地元の上空はリハーサルのヘリコプターが
飛んでいることでしょう。
 
そうそう、なかなか連載開始せずゴメンナサイm(_ _)m
今回もどうぞお付き合い下さい!
 
 
さて、今大会も有力チームを中心に、分析していきましょう。
 
まずは前回悲願の初優勝を遂げた東洋大学。
2年連続2回目の優勝を狙います。
 
その立役者になった『山の神童』柏原は、さらに力を付け、
10000mも28分20秒台の記録を持ちます。
 
『2年目のジンクス』という言葉がありますが、
前哨戦の出雲や全日本を見る限り、
その言葉とは無縁じゃないでしょうか。
 
また、前回の優勝を経験した選手が柏原を加えて6人。
3年生の大津や高見など、ロードに強い安定感抜群の選手が
並びます。
 
過去5年(05~09年)の優勝校を見ると
駒沢・亜細亜・順天堂・駒沢・東洋と、連覇がありません。
 
今回は連覇の可能性…。
 
ありそうです。
 
 
次回は早稲田大学をお送りします!
 
☆Makoto Takahashi☆