全日本大学駅伝を振り返って
2007年11月 9日 カテゴリ:2008箱根路へのいざない
全日本大学駅伝を振り返って。
駒澤大学強し。
箱根四連覇時代を彷彿とさせる襷リレーでした。
全員が準エース級の走りで、
その内の数人はエースに成長しそうな予感。
キャプテンが欠場の中での二連覇達成でした。
やっぱり駅伝は常に前でレースを進めることが大事。
先手必勝ですね。
速さはもちろん、強さを感じました。
次に二位に入った日本体育大学。
北村が最終学年になり、準エースに森が育ってきた中で、
一年の野口や谷野の好走。
出雲三位、伊勢二位ときたら、箱根は優勝しかありません。
それだけの陣容を整えつつあります。
北村が卒業しても、後継者が芽吹きつつあるので、
今後も楽しみなチームです。
さらに中央大学と早稲田大学。
それぞれ、上野と竹澤というスーパーエースがいる中で、
その他の選手の力が落ちると見られていました。
しかし、大エースが作り出した流れに乗って、各選手が見事な走り。
箱根での優勝争いとなると厳しい面はありますが、
上位に食い込む可能性を感じさせました。
さて、僕が優勝候補に挙げた東海大学。
う~ん、残念でした。
伊達、佐藤という看板を擁しながら四位。
この二人の調子もあまりよくなかったのかもしれませんが、
全体的に走れてなかったですね。
駒澤と対象的に後手に回ってしまいました。
伊達や佐藤が流れを作りきれないときに、
その役割を半分でも担える選手がいるのに、
その力を出し切れなかったのも残念でした。
もちろん東海の選手もよい流れに乗ればいけるんです。
だからこそ残念でした。
しかし、東海の選手たちが持つ力を鑑みると、
箱根でも優勝候補になるのは間違いありません。
そして日本大学。
外国人留学生が作った1区での貯金を
2区のキャプテン阿久津が吐き出してしまったのが痛かったです。
日大の理想はダニエルが飛び出し、阿久津がそのリードを守り、
流れを作って後半に繋いでいくというものだったのでしょう。
もし2区が予定通りの走りだったら、
駒澤の独走にはならなかったかもしれません。
これで学生三大駅伝も残るは箱根のみ。
今後は有力校にスポットを当てて見ていく予定です。