サッカー中国大会予選3
2008年4月23日 カテゴリ:お暇なら来てよね
4/12から始まった高校サッカー中国予選は
本大会出場4校が揃いいよいよ準決勝2試合
更に3位決定戦&決勝戦 1日でまとめて実施!
実にハードスケジュールだ・・・
○準決勝(2試合同時キックオフ)
○高川2-1慶進
エースFWを警告累積で欠く戦いだったものの
高川が序盤から優位に試合を進め
地力で押し切って中国大会連覇まであと1勝に迫った
2点ビハインドの慶進が後半に1点を返す
慶進はここまで全て延長もしくは1点差で勝ち上がった
本当に素晴らしい粘り
今大会を盛り上げた1校と言えるだろう
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○西京2-0下関商業
西京は連戦を睨んでか 控えメンバー中心の布陣
一方下関商は創部以来初のベスト4進出である
特に前日の準々決勝で前半0-2から大逆転し
下関西を下して来た
その勢いのままに前半は西京相手にFWのスピードで勝負!
互角以上の展開だった
しかし27分西京FKから先制点 殆んど最初の決定機
しかも相手にもらったセットプレーをモノにした
後半に入り下関商は
攻撃陣のポジションを流動的にし打開図るが
逆にシュートが打てなくなってしまう
西京は後半30分にダメ押しの2点目を挙げ試合を決めた
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○3位決定戦
慶進3(延長)1下関商業
中国予選は35分ハーフで行われているが
延長戦に突入すると合計で90分ゲームとなり結局大人の試合と同じ
そんな中慶進はなんと今大会3度目の延長戦
初の延長戦だった下関商とはやはり経験に差が出た格好
しかし「最後まで諦めるな!」
走り続けて疲れる中大きな声で鼓舞し合う
下関商の選手達の姿は本当に清清しかった
両チーム共、中国大会には初めて進出するだけに
これは本番が、楽しみ
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そして、大会はハイライトへ
○決勝
西京2-0高川学園
怪我や風邪等もあるし連戦も3日続いた状態
しかも準決勝からインターバルは僅か2時間ほど
それでも両者はほぼベストメンバーで固め
去年の選手権予選決勝の再現は真剣勝負となった
立上がりから積極的にプレスを仕掛ける高川
その分ファウルが多い・・・
西京セットプレーからチャンス
しかしやや攻めが単調 遠めのシュートが数本続く
動いたのは前半11分
その遠めのシュートをそれ迄2本放っていた西京7江口選手が
中央のこぼれダマをミドルレンジから一閃
3本目の正直シュートで鮮やかに先制点
一方の高川はなんと前半27分までシュートなし
去年からのレギュラーが多く残る西京DF陣が完璧な対応を見せた
前半残り5分、高川はサイド攻撃が機能し始め
チャンスを作るがシュートまで持ちこめずに前半終了
去年の選手権予選同様 西京1点リードで折返す
後半も高川はFWの足元に球を集めサイド攻撃を仕掛ける
更にDFの裏側へパスし混乱を誘う作戦だがシュートまではまだ遠い
後半16分には一気に攻撃の選手を2人交代 打開を図る
ここまでは奇しくも去年の決勝戦と殆んど同じパターン・・・
後半11分、18分とサイドから決定的場面を作っていった
一方の西京
後半立ち上がりから教科書通りのワンツーパス
中央からチャンスを作った
そして後半23分
西京左45度の角度から
8山田選手との綺麗なワンツーで抜け出し
11河口選手がゲット 大きな2点目を加えた
長身のDFを前線にあげ最後まで抵抗する高川
しかし西京DFの壁は最後迄、崩れなかった
試合終了
2-0で、西京高校優勝
春の山口を制した
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ここでコメントを
敗れた高川・白井監督
「時間帯は作れた あそこで決めていれば
チームはまだ発展途上 ある程度手応えはある これからです」
優勝の西京・兼行監督
「チームに風邪が蔓延して厳しい状態が続いた
そんな中高川の厳しいプレスにも耐えよく頑張ってくれた
これで関門をひとつ、クリアしましたかね
優勝も勿論だが一方でフェアプレー賞を頂いたのが嬉しいです
これ、特に大きく書いて下さいよ!(笑)」
・・・ブログの字に大小はないんだがきっちり書きました
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とはいえまたこの時期はどのチームも
完成度はさほど高い訳ではない
DFの連携しかり
パスの呼吸しかり
シュートの精度もクロスの精度も練習次第
ケガしてる選手や調子を落とした選手もいたかもしれない
停滞したムードを1年生が変えるかも・・・
だからここからどう伸びて行くのか?
そこを見届けるのがこれからむしろ竹重の楽しみである
次の舞台、中国大会は5/9に開幕
プリンスリーグも中盤へ
高校サッカー選手の憧れ、選手権予選迄あと半年
時間は、まだたっぷり、ある