2007年12月 アーカイブ

NO.79 この「歌」に注目!

2007年12月26日 カテゴリ:ダメだコリャ

今年の大晦日の小林幸子は、
衣装ではなく歌そのものに注目していただきたい。
 
そう、その曲は宇部出身のシンガーソングライター
浅野佑悠輝さんが作曲したものなのだ。
浅野さんは、ポップス・演歌・アイドルまで
あらゆるジャンルの曲を提供している方。
当然、ご自身もシンガーとして活躍。
『小野田線』は僕のお気に入りの一曲だ。
 
今回、小林幸子に提供した曲は『恋桜』。
ど演歌ではない。大舞台にふさわしい壮大なメロディ。
でもって浅野さんらしいポップな部分もあり、
演歌が苦手な人達にも受け入れられやすい。
そこに幸子節がいい塩梅に絡まってるのだ。
 
皆さん。
今年の小林幸子は、決して衣装に目を奪われてはなりませんよ。
ステージに登場して歌タイトルが出たら、
まず「作曲:浅野佑悠輝」を確認。
そして、どうぞ目をつぶって
浅野さんの素敵なメロディを噛み締めて下さい。
皆さんの今年一年の数々の煩悩が取り払われ、
きっと良い新年を迎えられる事でしょう。
 
高橋裕のダメだこりゃ。
2007年もご愛顧いただきありがとうございました。
来年もどうぞよろしく。

NO.78 タカシVS見習いサンタ

2007年12月21日 カテゴリ:ダメだコリャ

クリスマスの思い出。20年も前の事。
高校生の裕君は大型ショッピングセンターの
おもちゃ売り場でアルバイトをしていた。
その年「ここで買うとサンタが当日届けますフェア」を行い大盛況。
おもちゃが売れるに売れた。
こんなに売っても誰が届けるんだろうと思いながら
ひたすら売っていた。
 
そして、イブ前日。
店長から呼び出され「ハイ手出して」と
手渡されたのはサンタ変装セット。
「えっ僕がサンタ役!?まだ17ですよ。」
「いや、君が適任だ。頼んだよ」
何でも配達の赤ぼ○の車が客の家まで連れてってくれるとの事。
 
クリスマスイブは寒い一日だった。
店でサンタスーツに着替える。赤白のスーツにヒゲもつけた。
そして、赤ぼ○に乗り込む。荷台にはたくさんのプレゼント。
 
1軒目到着。ピンポーン。
母)あっタカシ!!サンタさんかな!?
ドタドタドタっ…。元気な子供が階段を下りてくる。ドアが開く。
 
裕サンタ)ハ~イ、メーリークリスマス!!
ホントは気乗りしない裕君。
でも子供の夢を壊してはいけない。
僕なりに精一杯演技をしてみた。
 
裕サンタ)タカシ君かい~、いい子にしてたかな~。
 
タカシ)うん!!
 
裕サンタ)じゃぁ、プレゼントをあげよう。
 
タカシ)うん!!やったぁぁ。
やってみると結構楽しい。僕の演技も乗ってきた。しかし…
 
タカシ)あああ!!このサンタのひげウソものだぁぁ。
    ママ、若いよウソもんだよこのサンタ!!
俺のヒゲを引っ張りながらほざく。でも、ひるんではダメだ。
 
裕サンタ)タカシ君。サンタさんは世界中の多くの子供達に
      プレゼントを配らなきゃならないだろう。
      だからサンタさんはいっぱいいるんだ。
      僕はサンタさんの見習いなんだよ。
 
タカシ)ふ~ん。なあんだ見習いかぁ。でも、トナカイやソリは?
そうか・・・。いや、子供の夢を壊してはならない、まだ踏ん張る。
 
裕サンタ)そうだよね、タカシ君。
      でも、今、東京は雪が降ってないだろう。
      だから、ソリには乗れないよね。
      ほら外見てごらん、その代り真っ赤な車に乗って
      よい子のみんなのお家を回ってるんだよ。
 
タカシ)へぇぇ、そうなんだぁ。
ようやく納得。「勝った!!」
 
今年も子供達の夢を必死に守る大人たちの奮闘が
繰り広げられることだろう。
そんな大人達に…「メリークリスマス!!」

NO.77 乞うご期待!!

2007年12月18日 カテゴリ:ダメだコリャ

先日、熱血テレビの新春PRを収録した。
毎年恒例の着物を着てのPRである。
衣装を含めスタジオセットなど
15秒のPRに結構手間と時間を掛けている。なので乞うご期待!!
 
相方の脇田アナは、ゴールドっぽい艶やかなお着物。
頭もきちっとアップしていて、まぁ…綺麗だ。
着物&髪&メイクが特に良い。
 
ちなみに僕は去年は黒袴だったが、今年は緑系の袴。
takahashi_071218_1.jpg
 
僕は「袴が似合う」と皆から言われる。
なにせ腹が丁度良い塩梅に出ているからだ。
袴を初めて着たのが10年前の結婚披露宴。
着付けのおばさんから
「あんたタオルを挟まんでもそのままでええね」と。
褒め言葉なのかどうかわからないが、
まぁタオルを挟む手間が省けるから良いことなのだろう。
今回も着付けのお姉さんから
「和装が似合う体型ですね」。
江戸時代なら流行の最先端を突っ走しれた体型なのかもしれない。
 
今回のPRは熱血すごろく。
takahashi_071218_2.jpg
 
いつものサイコロを使って脇田アナとゴールを目指した。
中には「サイコロ10連敗、スタートに戻る」など
停まりたくないマスもあったが…
どちらが先にゴールしたかは、僕の袴姿と共に新春PRでご覧あれ。
ちなみに新春PRは1月1日からCM枠の中で随時放送予定です!!

NO.76 絶対王者小橋建太

2007年12月 3日 カテゴリ:ダメだコリャ

絶対王者が帰って来た。小橋建太が帰って来た。
腎臓ガンの病に打ち勝って帰って来た!!
 
1万7000人が固唾を飲む。
そして待ちきれない武道館が沸く。大小橋コール。
僕も武道館に行きたかった。
フード被った小橋が花道を出てきた。花道の横には8万羽の千羽鶴。
涙が溢れて画面が滲む。実況の矢島君も涙声。そうだろう。
 
秋山・三沢・高山・小橋、4人が揃った。
小橋がコール、546日ぶりのリングでコール、
紫の無数の紙テープが舞う。
涙があふれ出てもう前が見えない。
ガウンを脱いだ小橋の体は十分にビルドアップされていた。
きけば腎臓がひとつないと、
タンパク質を控える食事制限をせねばならないとの事。
やはり努力の人だ。
 
高山とがっちり腕を組んで小橋先発。
546日ぶりのゴングが鳴り響く。
 
いきなり逆水平。ショルダータックル。
秋山、三沢と相対する。
小橋は最初から全開だ!!
技を出す小橋も受ける2人も技を噛み締めるようだ。
 
秋山・三沢の攻めは初めは様子見に見えた。
しかし、徐々に容赦ない攻撃にレベルアップ。これがエグい。
手加減しないのが復帰祝いだ。
容赦ない攻撃に武道館のファンから悲鳴が響く。
小橋がやられる。執拗な攻撃を受け続ける。ローンバトル。
涙がひっこむ。
小橋が膝をつく。やはり、いきなりのメインは難しいか。
しかし、歯を喰いしばる、小橋は立ち上がる。
また、涙がこみ上げてきた。
タッグを組む高山も
ここぞという時にしか出さないドロップキックを連発。
 
攻める小橋。
逆水平、手刀チョップ、数えられないくらいのマシンガンチョップ、
試合後で数えたら113回!!
さらには往年の
スリーパースープレックス&ハーフネルソンスープレックス、
そして、青春の握り拳ムーンサルトプレス。
信じられない。涙を流しながらソファを叩く。
1・2、スリーならず。
さらには、豪腕ラリアットまで。手術前以上の強い小橋建太だ。
 
しかしながら、終盤、
三沢・秋山の小橋への攻撃はさらに厳しさを増す。
秋山はニー、三沢のエルボーはすべての組み合わせで、
しかもタイガードライバーまで。
どれも、的確に、全く手加減ない攻撃。
でも、それを受け続ける耐え続ける小橋。
序盤小橋への体力の不安を抱いた自分を反省した。
いい意味で裏切られたのだ。
耐える小橋、三沢の決め技・エメラルドフロウジョンまで返した。
また涙があふれる。
なぜ、ここまで闘えるのか。
しかし、三沢・秋山組みが最後に選んだのは
トップロープからのエメラルドフロウジョン。
3カウント。
これを出すしかなかったのだ。
その昔、三沢は言っていた。
超危険な技は打っても相手が受けきれる確信がないと出せない。
小橋はそこまで復帰した証だ。
 
勝った三沢のスパルタンXが流れているのに大小橋コール。
『小橋は勝った、腎臓ガンに勝った!!』
矢島君の実況最高。その通り!!
終盤は涙が出っぱなし。
 
またまた小橋から勇気を元気を貰った。
初めて三冠ベルトを獲った翌日も一人道場で練習していた小橋。
努力の素晴らしさを教えられた。
ありがとう小橋。
「リングはいいね。花道はいいね。男は40からが勝負」
試合後の小橋は本当にいい顔をしていた。
「明日から頑張ろうと思ってもらえるレスラーになりたい」
明日からまた頑張ろうと感じた。
僕らの小橋。
やはりプロレスラーは強い。これからも強い小橋を見続けたい。
ありがとう小橋。そしておめでとう。