岩屋快山窯
2008年5月21日 カテゴリ:Smiley Cafe
仕事で光市岩屋地区にある岩屋快山窯へ出かけました。
陶芸家の梅津敏英さんは18年前山形県から
奥様と一緒に海が見えるこの地へ越して来られました。
初めて他地域からの住居者を迎えるにあたって地区では、
どのように迎えたらよいか会議が開かれたそうです。
現在約30軒70名が暮らすこの地区で
12年前から塩釉焼に独学で取り組んでいらっしゃいます。
窯の中へ塩を投げ入れるという独特な手法は
県内で梅津さんただお一人です。
地域の方にも温かく迎えいれていただき、
とても良い関係を築いていらっしゃるようです。
そこで快い山という意味を込めて
快山(かいざん)窯と名づけられたそうです。
山間の多くの地区では高齢化が進んでいるようですが、
この岩屋地区は逆に若者が新たに住み、
またそれを望む方も多いとのこと。
更に昨年6月には17年ぶりとなる赤ちゃんが岩屋地区で誕生しました。
地域で新たな命を見守っているという素敵な場所でした。
その帰り道、眼下には太陽の光を浴びて輝く瀬戸内が
穏やかに広がっていました。