今年も波乱起こる

2009年11月 4日 カテゴリ:高校蹴球09-10

土日の2・3回戦であっという間にベスト8が出揃った山口大会
 
なんといっても特筆すべきは、
6月のIH予選でベスト4に入った
第1~第4シードの4校が全て姿を消した事!
 
自分は勿論記憶にないし、
色々な関係者に話を聞いても皆さん「前代未聞」の一点張りだった
 
では今回も観戦レポート、行きましょう
 
【10/31(土)・2回戦】
山口2-2、PK10-9高川学園
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IH予選6試合をわずか1失点で優勝、
中国大会で準優勝、プリンスリーグ(PL)中国でも4位と健闘し、
2年ぶりの選手権出場を目指した高川が、
古豪・山口に2失点、PKの末屈し、なんと初戦敗退
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敗れた高川・渡邊監督にとっては
これで2年連続の選手権予選・PK負け
「決めきれませんでした」と茫然自失
 
山口は3年生の主力がチームに残り、
1・2年生の成長も著しく、前評判が高かった
 
 
長身のFW陣にボールを預け、素早く2列目以降が反応していく
前半幸先よく先制ゴールをあげ、
ほぼ完璧な内容で前半を折り返した
 
スコアは前半1-0、後半1-2
この数字が示すように、後半は圧倒的に高川が攻めていた
(山高は後半シュート2本)
しかし山高DF陣、2失点は喫したものの、
高い集中力で高川に逆転までは許さず
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意地とプライドばっちばちの好試合
どう見ても県大会2回戦のレベルの試合ではなかった
 
勝った山高・山野監督
「本当に選手が頑張ってくれた」と目が真っ赤
同じく二木部長
「本気で選手権を目指して鍛えてきたチーム、
 手応えを感じていたので嬉しいです」
山高は翌日の3回戦も8-0と快勝し、3年ぶりの8強へ
ちなみに準々決勝を突破すると
選手権予選では11年ぶりの4強入りとなる
 
【11/1(日)・3回戦】
慶進1-0下関工業
 
強めの雨でぬかるんだ土のピッチ
いい条件の下で試合をさせてあげたかったなあ
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去年のこの大会準優勝ながら、
新チーム発足直後にキャプテンが怪我、
ここまでモヤモヤした状態が続いていたという慶進だったが
IH予選PKで敗れた第2シード・関工に見事雪辱を果たしベスト8進出
 
両チーム足を止めず、声も切らさず
内容の濃い試合だった
試合終了後、肩を落とすイレブンに
 
「お前ら本当によくやったよ!胸張れよ!」
 
大きな声をかけた関工・乗安監督
見ていたこっちまで胸が熱くなった
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【11/1(日)・3回戦】
西京0-0、PK8-7小野田工
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去年の代表・西京、薄氷の8強入り
 
思えば去年の埼玉IH予選
ばりばりの第1シードで大会に臨みながら、準決勝でPK負け
2年連続のIHは夢に終わった
 
その相手が小野田工だった
 
さらに言えば、
悲願の初出場を果たした全国選手権で
栃木・宇都宮白楊に敗れたのもPK
 
鬼門の相手に、鬼門のレギュレーション、
少なくとも2つの逆風を振り切った西京
 
初戦・宇部工戦が1点差に詰め寄られながら逃げ切り
2回戦・下関商戦は立ち上がりに先制点を奪われた後の逆転勝利
そしてこの3回戦…
兼行監督は「ここまで全てメインディッシュの様な3試合、
もうお腹いっぱいですよ」
 
対する小野田工
去年のこの大会はスタイリッシュな4-3-3の攻撃サッカーで
準決勝まで勝ち進んだ
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またエース14沖田選手は大分国体で山口選抜キャプテンとして
チームを牽引した
そんな彼が最終学年を迎え、集大成の選手権で
どんなプレーを見せるか、楽しみにしていた
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蓋を開けてみたら小野田工は
決して彼のワンマンチームではなかった
GK・平原選手を始め、全体が声と気持ちを前に出し
本当にいいチームに成長していた
 
PKでは1人目、2人目を気合いで止め
勝利が見えたように思ったけれど…
この経験は先で必ず生きてくるはず!お疲れ様でした!!
 
他にも
1・2年生主体ながら勝ち抜いてきた岩国、豊浦、小野田
 
3試合連続のPK勝利で第3シード・下関中工を下した防府西
 
PL中国で敗退した後も集中を切らさず
選手権予選初のベスト8=乃木浜にやってきた聖光
 
混迷の度合いの深まった大会、抜け出すのはどこなんだろう?
全国まであと3勝
土曜日はいよいよ準々決勝です!